2.1 低血糖症状を呈している患者[11.1.1参照]
2.2 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
インスリン療法が適応となる2型糖尿病
通常、成人では、1週間に1回皮下注射する。初期は通常1回30〜140単位とし、患者の状態に応じて適宜増減する。他のインスリン製剤を併用することがあるが、他のインスリン製剤の投与量を含めた維持量は、通常1週間あたり30〜560単位である。ただし、必要により上記用量を超えて使用することがある。
8.1 本剤の自己注射にあたっては、以下の点に留意すること。[8.4、8.5参照]
・投与法について十分な教育訓練を実施したのち、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。
・全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。
・添付されている取扱説明書を必ず読むよう指導すること。
8.2 低血糖に関する注意について、その対処方法も含めて患者及びその家族に十分徹底させること。[9.1.2、11.1.1参照]
8.3 低血糖があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときは注意すること。[11.1.1参照]
8.4 本剤はインスリン エフシトラ アルファ500単位/mL製剤専用のペン型注入器を使用しているため、単位数を再計算せず、指示された単位数をそのまま設定して投与するよう、患者に十分指導すること。[8.1参照]
8.5 他のインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬等から本剤に変更する場合や、これらの薬剤と本剤を併用する場合において、本剤を連日投与する、又は指示された単位数より多く設定して投与するなどの投薬過誤が生じ、その結果、重大な低血糖を起こすおそれがある。また、本剤を初回に3倍用量を投与した後、2回目以降も3倍用量を繰り返し投与するなどの投薬過誤によっても、重大な低血糖を起こすおそれがある。本剤の投与方法に過誤が生じないよう、本剤が週1回投与する薬剤であること、単位数の設定方法、及び用量調整方法について、患者に十分指導すること。[8.1、11.1.1、14.3.6参照]
8.6 他の連日投与のBasalインスリン製剤から本剤に変更する際に、本剤投与前の空腹時血糖値が120mg/dL以下であり、初回に3倍用量を投与しない場合、本剤投与後に一過性に血糖値が上昇するおそれがある。初回を3倍用量としない場合、本剤の投与開始時及びその後数週間は血糖モニタリングを十分に行うこと。また、以下の点に留意すること。[7.4.2参照]
8.6.1 血糖モニタリングに加えて、必要に応じてケトン体の測定を含む検査を適切に実施するなど、患者の状態を慎重に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
8.6.2 患者に対して、糖尿病性ケトアシドーシス等の高血糖に伴う急性代謝失調の症状が認められた場合には直ちに医療機関を受診するよう指導すること。
8.7 急激な血糖コントロールに伴い、糖尿病網膜症の顕在化又は増悪、眼の屈折異常、治療後神経障害(主として有痛性)があらわれることがあるので注意すること。
8.8 本剤と他のインスリン製剤を取り違えないよう、毎回注射する前に本剤のラベル等を確認するよう患者に十分指導すること。
8.9 同一箇所への繰り返し投与により、注射箇所に皮膚アミロイドーシス又はリポジストロフィーがあらわれることがあるので、定期的に注射箇所を観察するとともに、以下の点を患者に指導すること。
・本剤の注射箇所は、少なくとも前回の注射箇所から2〜3cm離すこと。[14.3.3参照]
・注射箇所の腫瘤や硬結が認められた場合には、当該箇所への投与を避けること。
8.10 皮膚アミロイドーシス又はリポジストロフィーがあらわれた箇所に本剤を投与した場合、本剤の吸収が妨げられ十分な血糖コントロールが得られなくなることがある。血糖コントロールの不良が認められた場合には、注射箇所の腫瘤や硬結の有無を確認し、注射箇所の変更とともに投与量の調整を行うなどの適切な処置を行うこと。血糖コントロールの不良に伴い、過度に増量されたインスリン製剤が正常な箇所に投与されたことにより、低血糖に至った例が報告されている。
8.11 本剤は連日投与のBasalインスリン製剤と比較して消失半減期が長いため、本剤から連日投与のBasalインスリン製剤に切り替える際は、以下の点を考慮すること。[11.1.1、16.1、16.8.1参照]
・連日投与のBasalインスリン製剤の開始時期は、患者の空腹時血糖値の上昇が認められたことを確認した上で、適切に判断すること。
・連日投与のBasalインスリン製剤の開始用量は、空腹時血糖値に応じて低用量から設定するなど、慎重に設定すること。
・切り替え時及びその後一定期間は特に血糖モニタリングを慎重に行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 手術、外傷、感染症等の患者
インスリン需要の変動が激しい。
9.1.2 低血糖を起こしやすい以下の患者又は状態
・脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
・下痢、嘔吐等の胃腸障害
・飢餓状態、不規則な食事摂取
・激しい筋肉運動
・過度のアルコール摂取
[8.2、11.1.1参照]
9.1.3 自律神経障害の患者
アドレナリンの欠乏により低血糖の自覚症状が明確でないことがある。[11.1.1参照]
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 中等度以上の腎機能障害患者
投与開始時及びその後の一定期間は血糖モニタリングを十分に行い、慎重に投与量を調整すること。連日投与のBasalインスリン製剤から本剤に変更する場合には、特に注意すること。本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1参照]
9.2.2 重篤な腎機能障害患者
低血糖を起こしやすい。本剤の使用経験は限られている。[11.1.1、17.1.1-17.1.3参照]
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝機能障害患者
低血糖を起こしやすい。[11.1.1参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。生殖発生毒性試験(ラット及びウサギ)において、母体の低血糖症に伴い、早期胚喪失及び奇形、並びに出生児の死亡率高値が認められている
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。本剤のヒト乳汁中への移行は不明であるが、ヒトIgGは母乳中に移行することが知られている。また、生殖発生毒性試験(ラット)では、母動物の妊娠中及び授乳中に本剤を投与したとき、出生児(生後11日目)の血中に本剤が検出され
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下していることが多く、低血糖が起こりやすい。[11.1.1参照]
14.1 薬剤交付時の注意
患者に対し以下の点を指導すること。
・凍結を避け、遮光して2〜8℃で保存すること。
・使用開始後112日(16週間)以内に使用し、残った場合は廃棄すること。
・やむを得ず室温(30℃以下)で保存する場合は、遮光し、14日以内に使用すること。14日以内に使用しない場合、再度冷蔵保存(2〜8℃)することも可能だが、室温での保存は累積14日を超えないこと。
14.2 薬剤投与前の注意
投与前に異物や変色が認められないことを目視により確認すること。濁りや異物が認められる場合は使用しないこと。
14.3 薬剤投与時の注意
14.3.1 本剤のカートリッジにインスリン製剤を補充したり、他のインスリン製剤と混合しないこと。
14.3.2 本剤のカートリッジを取り外して使用しないこと。また、シリンジを用いてカートリッジから薬液を抜き取らないこと。過少投与や過量投与となるおそれがある。
14.3.3 皮下注射は、腹部、大腿部、上腕部、及び臀部に行う。同じ部位に注射を行う場合は、前回の注射箇所より2〜3cm離して注射すること。[8.9参照]
14.3.4 静脈内に投与しないこと。また、持続皮下注入ポンプを用いて投与しないこと。
14.3.5 1本を複数の患者に使用しないこと。
14.3.6 本剤の単位合わせダイアルの1クリック(1目盛り)は5単位に相当し、本剤の投与単位数は5単位刻みで設定可能である。[8.5参照]
14.3.7 本剤はJIS T 3226-2に準拠したA型専用注射針を用いて使用すること。
14.3.8 本剤とA型専用注射針との装着時に液漏れ等の不具合が認められた場合には、新しい注射針に取り替える等の処置方法を患者に十分指導すること。
15.1 臨床使用に基づく情報
15.1.1 18歳以上の1型糖尿病患者注)を対象とした無作為化非盲検実薬対照並行群間比較試験において、投与52週までの重症低血糖(レベル3)の発現割合は、本剤群で10.2%(35/343例)、インスリン デグルデク群で3.15%(11/349例)であった。[5.1参照]
15.1.2 インスリン又は経口糖尿病薬の投与中にアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより、低血糖が起こりやすいとの報告がある
15.1.3 ピオグリタゾンと併用した場合、浮腫が多く報告されている。併用する場合には、浮腫及び心不全の徴候を十分観察しながら投与すること。
15.1.4 2型糖尿病患者を対象とした第III相試験3試験の併合集団(投与期間26〜78週)において、本剤投与群の2.2%(33/1467例)に本剤に対する抗体が認められた。また、1.0%(15/1467例)に内因性インスリンに交差反応する抗体が認められた。さらに、本剤投与群の0.6%(8/1400例)に本剤に対する中和抗体が、0.4%(6/1400例)に内因性インスリンに対する中和抗体が認められた。
注)本剤の承認された効能又は効果はインスリン療法が適応となる2型糖尿病である。
20.1 凍結を避け、遮光して2〜8℃で保存すること。
20.2 使用開始後112日(16週間)以内に使用し、残った場合は廃棄すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 糖尿病用薬ビグアナイド系薬剤スルホニルウレア系薬剤速効型インスリン分泌促進剤α-グルコシダーゼ阻害剤チアゾリジン系薬剤DPP-4阻害剤GLP-1受容体作動薬SGLT2阻害剤GIP/GLP-1受容体作動薬等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 血糖降下作用が増強される。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | インスリンの分泌を促進し、糖新生を阻害する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 三環系抗うつ剤ノルトリプチリン塩酸塩等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 機序は不明であるが、インスリン感受性を増強するなどの報告がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| サリチル酸誘導体アスピリンエテンザミド | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | β細胞の糖に対する感受性の亢進、インスリン分泌促進により血糖降下作用を示す。また末梢で弱いインスリン様作用を有する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗腫瘍剤シクロホスファミド水和物 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | インスリンが結合する抗体の生成を抑制し、その結合部位からインスリンを遊離させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| β遮断剤プロプラノロール塩酸塩アテノロールピンドロール | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | アドレナリンによる低血糖からの回復反応を抑制する。また低血糖に対する交感神経系の症状(振戦、動悸等)をマスクし、低血糖を遷延させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| クマリン系薬剤ワルファリンカリウム | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 機序は不明である。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| クロラムフェニコール | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 機序は不明である。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ベザフィブラート | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | インスリン感受性増強等の作用により、本剤の作用を増強する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| サルファ剤 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 膵臓でのインスリン分泌を増加させることにより、低血糖を起こすと考えられている。腎機能低下、空腹状態の遷延、栄養不良、過量投与が危険因子となる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| シベンゾリンコハク酸塩ジソピラミドピルメノール塩酸塩水和物 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 動物実験においてインスリンの分泌を促進するとの報告があり、血糖降下作用が増強される可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| チアジド系利尿剤トリクロルメチアジド | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | カリウム喪失が関与すると考えられている。カリウム欠乏時には、血糖上昇反応に対するβ細胞のインスリン分泌能が低下する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 副腎皮質ステロイドプレドニゾロントリアムシノロン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 末梢組織でインスリンの作用に拮抗し、また糖新生を促進する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ACTHテトラコサクチド酢酸塩 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 糖質コルチコイドの産生を促し、血糖上昇作用を示す。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| アドレナリン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 肝での糖新生の促進、末梢での糖利用抑制、インスリン分泌抑制により血糖を上昇させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| グルカゴン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 肝グリコーゲン分解促進、糖新生の亢進により血糖を上昇させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 甲状腺ホルモンレボチロキシンナトリウム水和物 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 肝での糖新生を亢進させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 成長ホルモンソマトロピン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 抗インスリン様作用による血糖上昇作用を有する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 卵胞ホルモンエチニルエストラジオール結合型エストロゲン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 末梢組織でインスリンの作用に拮抗する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 経口避妊薬 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 末梢組織でインスリンの作用に拮抗する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ニコチン酸 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 末梢でのインスリン感受性を低下させるため耐糖能障害を起こす。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 濃グリセリン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 代謝されて糖になるため、血糖値が上昇する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| イソニアジド | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 炭水化物代謝を阻害し、血糖値を上昇させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ダナゾール | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 抗インスリン作用を有する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| フェニトイン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | インスリン分泌抑制作用を有する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ジアゾキシド | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | β細胞のインスリン分泌を抑制することで血糖を上昇させる可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗FcRn抗体製剤ニポカリマブ(遺伝子組換え)等 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | これらの薬剤により、本剤の胎児性Fc受容体(FcRn)への結合が阻害され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 蛋白同化ステロイドメテノロン | 血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | 機序は不明である。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ソマトスタチンアナログ製剤オクトレオチド酢酸塩ランレオチド酢酸塩パシレオチドパモ酸塩 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状、又は減弱による高血糖症状があらわれることがある。併用する場合は血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[11.1.1参照] | インスリン、グルカゴン及び成長ホルモン等互いに拮抗的に調節作用をもつホルモン間のバランスが変化することがある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 低血糖(頻度不明)
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害(意識混濁、昏睡)等があらわれることがある。無処置の状態が続くと低血糖昏睡等を起こし、重篤な転帰(中枢神経系の不可逆的障害、死亡等)をとるおそれがある。
長期にわたる糖尿病、糖尿病性神経障害、β遮断剤投与あるいは強化インスリン療法が行われている場合では、低血糖の初期の自覚症状(冷汗、振戦等)が通常と異なる場合や、自覚症状があらわれないまま、低血糖あるいは低血糖昏睡に陥ることがある。
低血糖症状が認められた場合には糖質を含む食品を摂取するなど、適切な処置を行うこと。α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時にはブドウ糖を投与すること。経口摂取が不可能な場合は、ブドウ糖の静脈内投与やグルカゴンの筋肉内投与等、適切な処置を行うこと。
低血糖は臨床的に回復した場合にも、再発することがあるので継続的に観察すること。本剤は週1回投与する薬剤であり、その作用は持続的であるため、回復が遅延するおそれがある。[2.1、5.1、7.5、8.2、8.3、8.5、8.11、9.1.2、9.1.3、9.2.2、9.3.1、9.8、10.2参照]
11.1.2 重篤な過敏症反応(頻度不明)
アナフィラキシーを含む重篤な過敏症反応があらわれることがある。症状が認められた場合は投与を中止すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 1%以上 | 1%未満 | |
| 免疫系障害 | 過敏症 | |
| 一般・全身障害および投与部位の状態 | 注射部位反応(注射部位疼痛、注射部位血腫、注射部位肥厚、注射部位紅斑、注射部位内出血)、末梢性浮腫 | |
| 皮膚および皮下組織障害 | リポジストロフィー(皮下脂肪の萎縮・肥厚等)、そう痒症 | |
| 臨床検査 | 体重増加 |
オンスイク注ミリオペン総量1500単位
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