牛乳に対しアレルギーのある患者
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の栄養状態の改善
通常、成人に1回量として1包(50g)を約180mLの水又は温湯に溶かし(約200kcal/200mL)1日3回食事と共に経口摂取する。
なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
<調製方法>
アミノレバンEN配合散1包(50g)を約1kcal/mLに調製する場合、容器に水又は温湯(約50℃)を約180mL入れ、アミノレバンEN配合散1包を加えて溶かす。この場合、溶解後の液量は約200mL(約1kcal/mL)となる。
肝性脳症を伴う慢性肝不全患者の維持療法に使用すること。
食事療法を含めた治療状況を十分確認したのち、用法の選択を行うこと。
<参考例1>
低蛋白食(蛋白質量40g/日、熱量1,600kcal/日)からの切替例
蛋白質量40g/日、熱量1,000kcal/日の低蛋白食とアミノレバンEN配合散3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量
<参考例2>
肝性脳症改善アミノ酸注射液療法からの切替例
蛋白質量40g/日、熱量1,000kcal/日の低蛋白食とアミノレバンEN配合散3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量
<参考例3>
肝臓食(蛋白質量80g/日、熱量2,100kcal/日)からの切替例
蛋白質量40g/日、熱量1,500kcal/日の低蛋白食とアミノレバンEN配合散3包/日(蛋白質量40.5g/日、熱量
投与経路
経口的に投与する薬剤であるので、血管内に投与しないこと。
調製に関する注意
用時調製するが、調製後10時間以内に使用すること。また、調製後やむなく保存する場合は冷所保存が望ましい。
熱湯による溶解は蛋白変性の原因となるので避けること。
患者の好みに応じて繊維分を含む野菜などを混ぜて良いが、果物の生ジュースは酸性のため、混ぜるとゲル化するので避けること。
その他
本剤の1日量(150g)で補充される蛋白質量は40.5g、総カロリーは
味などの問題のため、投与が困難な場合は濃度を約0.8kcal/mL(1包50gを水又は温湯約230mLに溶解)に下げて投与する。
水分の制限を必要とする場合は濃度を約2kcal/mL(1包50gを水又は温湯約80mLに溶解)に上げて投与する
調査症例2,628例中185例(7.04%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている(承認時及び再審査終了時)。以下の副作用には別途市販後に報告された自発報告を含む。
低血糖(0.1%未満)
低血糖(冷汗、気分不良、ふるえ、動悸等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明* | |
| 過敏症 注1) | 発疹、 |
||
| 消化器 | 下痢注2)、腹部膨満感、嘔気・嘔吐、食欲不振、心窩部痛・腹痛 | 胸やけ、口唇炎、舌炎、気分不良、空腹感等 | |
| 肝臓 | 黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)上昇等の肝機能障害等 | ||
| 代謝異常 | 高アンモニア血症、血糖値の上昇、低カリウム血症、浮腫、腹水 | 体重増加、口渇等 | 偽アルドステロン症、代謝性アシドーシス |
| 精神神経系 | 頭痛・頭重感 | めまい、眠気等 | |
| その他 | 貧血、尿量減少、ほてり | 四肢麻痺、血圧上昇 |
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
注2)観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。
*:自発報告において認められた副作用のため頻度不明。
アミノレバンEN配合散 8.88円/g
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。