重篤な肝障害・肝疾患のある患者[9.3.1参照]
無月経、月経周期異常(稀発月経、多発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、月経困難症、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症、子宮内膜症、切迫流早産、習慣性流早産、調節卵巣刺激下における早発排卵の防止、生殖補助医療における黄体補充
<無月経、月経周期異常(稀発月経、多発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、月経困難症、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症、子宮内膜症、切迫流早産、習慣性流早産>
ジドロゲステロンとして、通常成人1日5〜15mgを1〜3回に分割経口投与する。子宮内膜症には1日5〜20mgを経口投与する。
<調節卵巣刺激下における早発排卵の防止>
ジドロゲステロンとして、通常、月経周期2〜5日目より1日20mgを1又は2回に分割経口投与する。
<生殖補助医療における黄体補充>
ジドロゲステロンとして、通常、1回10mgを1日3回経口投与する。
<生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、黄体機能不全による不妊症、調節卵巣刺激下における早発排卵の防止、生殖補助医療における黄体補充>
本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心疾患のある患者又はその既往歴のある患者
黄体ホルモンは電解質代謝に影響を及ぼし、ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがある。
9.1.2 ポルフィリン症の患者
症状が悪化するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 腎疾患のある患者又はその既往歴のある患者
黄体ホルモンは電解質代謝に影響を及ぼし、ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがある。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝障害・肝疾患のある患者
投与しないこと。本剤は肝臓にて代謝されるため、肝機能障害が悪化するおそれがある。[2.参照]
9.3.2 肝障害のある患者(重篤な肝障害・肝疾患のある患者を除く)
症状が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
黄体ホルモン剤の使用と先天異常児出産との因果関係はいまだ確立されたものではないが、心臓・四肢等の先天異常児を出産した母親では、対照群に比して妊娠初期に黄体又は黄体・卵胞ホルモン剤を使用していた率に有意差があるとする疫学調査の結果が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
調節卵巣刺激の前周期に低用量卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤を投与した場合の生産率及び継続妊娠率は、投与しなかった場合と比較して低かったとの報告がある。[5.1参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
頻度不明 | |
皮膚 | 発疹、蕁麻疹 |
肝臓 | 肝機能異常 |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、鼓腸、便秘 |
精神神経系 | 頭痛、眠気、浮動性めまい |
生殖系及び乳房障害 | 膣出血、乳房痛 |
その他 | 浮腫、倦怠感、体重増加 |
デュファストン錠5mg 24.8円/錠
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使いやすさ
投稿日: 2015/01/15 参考率: 91%(20人/22人)
産婦人科/70代/処方経験あり