本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
てんかん又はその既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
気管支喘息
アレルギー性鼻炎
湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚
通常、小児には1日量0.3mL/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。
6箇月以上3歳未満
4mL(ケトチフェンとして0.8mg)
3歳以上7歳未満
6mL(ケトチフェンとして1.2mg)
7歳以上
10mL(ケトチフェンとして2.0mg)
ただし、1歳未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜投与量を決めること。
気管支喘息に用いる場合、本剤はすでに起こっている発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、このことを患者に十分に説明しておく必要がある。
長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。](「禁忌」の項参照)
徴候、症状
傾眠、見当識障害、チアノーゼ、呼吸困難、発熱、錯乱、痙攣、頻脈、徐脈、低血圧、眼振、可逆性昏睡等。特に小児では、興奮性亢進、痙攣。
処置
一般的な薬物除去法(催吐、胃洗浄、活性炭投与等)により、本剤を除去する。また必要に応じて対症療法を行う。
投与経路
内服用にのみ使用させること。
服用時
開封後は速やかに服用し、残液は廃棄させること。
使用方法
1回分を切り離し、容器を立てた状態で矢印の方向にゆっくりと回し、開けてください。
1回分を切り離します。
立てたまま、ゆっくり回して開封します。
軽く押しながら服用してください。
取扱い上の注意
誤用を避けるため、他の容器に移しかえて保存しないこと。
光を避けて保存すること。
小児の手のとどかないところに保管すること。
安定性試験
加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、ジキリオンシロップ0.02%は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 中枢神経抑制剤(鎮静剤、催眠剤等)抗ヒスタミン剤アルコール | 眠気、精神運動機能低下等を起こすことがある。アルコール性飲料の摂取を制限すること。 | いずれも中枢神経抑制作用を有するため。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(頻度不明)
痙攣、興奮
痙攣、興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(乳児、幼児では特に注意すること)。
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 泌尿器 注) | 頻尿、排尿痛、血尿、残尿感等の膀胱炎様症状 |
| 過敏症 注) | 浮腫、多形紅斑、発疹、蕁麻疹 |
| 精神神経系 | 一過性の意識消失注)、頭痛、味覚異常、しびれ感、易刺激性、不眠、神経過敏、鎮静、眠気、めまい、ふらつき、倦怠感、口渇 |
| 消化器 | 腹痛、胃部不快感、食欲不振、口内炎、悪心、下痢、嘔吐、便秘 |
| 肝臓 | LDH上昇、γ-GTP上昇、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇 |
| その他 | ほてり、鼻出血、動悸、月経異常、体重増加 |
注)このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ジキリオンシロップ0.02% 19.8円/mL
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