小児等(「小児等への投与」の項参照)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
気管支喘息
ベガ錠100mg
通常、成人にはオザグレル塩酸塩水和物として1日量400mg(100mg錠4錠)を朝食後及び就寝前の2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。
長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと。
本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので、注意すること。
本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
出血している患者〔出血を助長する可能性がある。〕
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。
(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 抗血小板剤 チクロピジン 血栓溶解剤 ウロキナーゼ 抗凝血剤 ヘパリンワルファリン | これらの薬剤と併用することにより出血傾向の増強をきたすおそれがある。観察を十分に行い、用量を調節するなど注意すること。 | 本剤は血小板凝集能を抑制するため、類似の作用を持つ薬剤を併用することにより作用を増強する可能性がある。 |
承認時までの調査及び市販後調査において副作用集計の対象となった7,694例中154例(2.0%)に194件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものはAST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等25件(0.3%)、嘔気21件(0.3%)、
| 0.1〜0.5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明※ | |
| 過敏症 注) | 発疹、 |
||
| 消化器 | 嘔気、胃・腹部不快感 | 嘔吐、腹痛、食欲不振、便秘、下痢 | 腹部膨満感 |
| 肝臓 | AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等 | アルカリホスファターゼの上昇 | |
| 循環器 | 心悸亢進 | ||
| 血液 | 出血傾向 | 血小板減少 | |
| 精神神経系 | 頭痛、めまい、眠気、しびれ感、振戦 | ||
| その他 | 浮腫、発熱、倦怠感、下肢痛、筋肉痛、胸部圧迫感 | 関節痛、月経異常(月経過多・月経延長) |
※:頻度不明は自発報告による。
注):発現した場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ベガ錠100mg 57円/錠
ベガ錠200mg 102.5円/錠
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