幽門、十二指腸及び腸管が閉塞している患者[弱い副交感神経抑制作用により、腸管運動が抑制される。]
下部尿路に高度の通過障害のある患者[弱い副交感神経抑制作用があるので、排尿筋を弛緩、膀胱括約筋を収縮させるおそれがある。]
下記疾患に伴う頻尿、残尿感
神経性頻尿、慢性前立腺炎、慢性膀胱炎
ブラダロン錠200mg
通常成人1回1錠、1日3回経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
緑内障の患者[弱い副交感神経抑制作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させるおそれがある。]
肝障害あるいはその既往歴のある患者[副作用として肝障害が報告されている。]
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
二重盲検比較試験を含む臨床試験において報告された副作用は7,728例中227例(2.9%)である。胃腸障害、胃部不快感、悪心等の消化器症状(2.5%)が主であり、臨床検査においてAST(GOT)、ALT(GPT)の上昇がみられたが、その他の検査値では特に異常は報告されていない。(承認時〜1981年9月までの集計)
(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状
ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、冷汗、呼吸困難、喉頭浮腫、血圧低下等の異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(初期症状:全身倦怠感、食欲不振、発熱、そう痒、眼球黄染等)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、ビリルビンの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
| 0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 消化器 | 胃部不快感、食欲不振、悪心、口渇、下痢、便秘等 | 嘔吐、胃痛、腹痛、胸やけ | |
| 過敏症 * | 発疹、そう痒感等の過敏症状 | ||
| 精神神経系 | ねむけ、不眠、頭痛、めまい、頭部のふらふら感、しびれ感等 | ||
| 眼 | つかれ目、眼圧亢進、調節障害 | ||
| 血液 * | 好酸球増多、白血球減少 | ||
| 泌尿器 | 排尿困難、尿閉 | ||
| その他 | 下腹部膨満感、顔面熱感 | 動悸、胸部不快感、熱感、咽頭部異和感、嗄声等 |
*投与を中止すること。
ブラダロン錠200mg 15.8円/錠
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/13 参考率: 100%(3人/3人)
泌尿器科/60代/処方経験あり