高カルシウム血症の患者〔症状を悪化させることがある。〕
腎結石のある患者〔症状を悪化させることがある。〕
重篤な腎不全のある患者〔腎不全を悪化させることがある。〕
低カルシウム血症に起因する次の症候の改善
テタニー
次の代謝性骨疾患におけるカルシウム補給
妊婦・産婦の骨軟化症
発育期におけるカルシウム補給
長期投与により血中及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。また、高カルシウム血症があらわれた場合には投与を中止すること。
活性型ビタミンD製剤を服用している患者〔高カルシウム血症があらわれやすい。〕
強心配糖体の投与を受けている患者〔強心配糖体の作用を増強するおそれがある。〕
高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ジギタリス製剤ジゴキシンジギトキシン | ジギタリス中毒(不整脈、ショック)があらわれることがある。定期的にジギタリス中毒の有無に注意を配り、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する。 | ジギタリス製剤の作用を増強する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| テトラサイクリン系抗生物質ミノサイクリンドキシサイクリンテトラサイクリン等 | テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱することがある。同時服用を避け、併用する場合には1〜3時間以上あけるなど注意する。 | カルシウムイオンはキレート化により、テトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ニューキノロン系抗菌剤塩酸シプロフロキサシンノルフロキサシントシル酸トスフロキサシン | ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱することがある。同時服用を避け、併用する場合には2時間以上あけるなど注意する。 | カルシウムイオンはキレート化により、ニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下する。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
| 頻度不明 | |
| 長期投与 | 高カルシウム血症、結石症 |
| その他 | 便秘 |
乳酸カルシウム「ヤマゼン」 3.36円/g
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