ウェイリズ錠400mg

ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 リルザブルチニブ
製造/販売 サノフィ
剤形/規格
  • ウェイリズ錠400mg

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禁忌

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

  • 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]

効能・効果

  • 持続性及び慢性免疫性血小板減少症

用法・容量

  • 通常、成人にはリルザブルチニブとして1回400mgを1日2回、経口投与する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 8.1 本剤は、血液疾患の治療に十分な経験を持つ医師のもとで使用すること。

  • 8.2 重篤な感染症の発現、又はB型肝炎ウイルスの再活性化があらわれることがあるので、本剤投与前に適切な処置を行い、本剤投与中は感染症の発現又は悪化に十分注意すること。[9.1.1、11.1.1参照]

  • 8.3 肝酵素の上昇があらわれることがあり、肝機能障害が起こるおそれがあるので、本剤の投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査(ビリルビン、AST及びALT等)を行うこと。[11.1.2参照]

  • 8.4 間質性肺疾患の発現が報告されているので、息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等の臨床症状を十分に観察すること。[11.1.3参照]

慎重投与

  • 9.1 合併症・既往歴等のある患者

    • 9.1.1 B型肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)

      • 患者の臨床症状と臨床検査値の観察を十分に行い、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候に注意すること。[8.2、11.1.1参照]

    • 9.1.2 先天性QT短縮症候群の患者

      • 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。QT間隔が短縮するおそれがある。[16.8.1参照]

  • 9.2 腎機能障害患者

    • 9.2.1 重度の腎機能障害のある患者(eGFR<30mL/min/1.73m2未満)

      • 可能な限り投与を避けること。重度の腎機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施してない。[16.6.1参照]

  • 9.3 肝機能障害患者

    • 9.3.1 中等度以上の肝機能障害のある患者(Child-Pugh分類B又はC)

      • 可能な限り投与を避けること。やむを得ず投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれることがある。なお、重度の肝機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.2参照]

  • 9.4 生殖能を有する者

    • 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5参照]

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。ラットでは、臨床曝露量の21.8倍で、着床後の胚損失及び早期吸収胚発生率の増加、胎児体重の減少、催奇形性(心血管系及び腎泌尿器系の奇形)が認められた。また、ウサギでは、臨床曝露量の0.68倍で催奇形性(心血管奇形)、5.6倍で着床後の胚損失及び早期吸収胚発生率の増加、催奇形性(腎泌尿器系の奇形)が認められた。[2.2、9.4参照]

  • 9.6 授乳婦

    • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒトにおける乳汁中への移行は不明である。

  • 9.7 小児等

    • 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意

  • 14.1 薬剤交付時の注意

    • PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

その他の注意

  • 15.2 非臨床試験に基づく情報

    • 15.2.1 ラットを用いた単回投与毒性試験において、髄膜、血管周囲腔及び脳神経網への可逆的な好中球浸潤(極小〜軽度)が臨床曝露量の20.8倍である雌500mg/kg投与群で認められた

    • 15.2.2 ラットを用いた2年間のがん原性試験において、甲状腺腺腫及び甲状腺癌が臨床曝露量の2.4倍である雄100mg/kg/day投与群で認められた

相互作用

相互作用序文

  • 本剤は主にCYP3Aにより代謝される。

薬物代謝酵素用語

CYP3A

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
強い又は中程度のCYP3A阻害剤リトナビルフルコナゾールエリスロマイシンベラパミル等[16.7.1参照] 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。これらの薬剤を短期間使用する場合は、本剤の中断を考慮すること。 これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
グレープフルーツ含有食品 本剤服用時は飲食を可能な限り避けること。 これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
強い又は中程度のCYP3A誘導剤フェニトインリファンピシンカルバマゼピン等[16.7.2参照] 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
プロトンポンプ阻害薬エソメプラゾールオメプラゾールボノプラザンフマル酸塩等[16.7.3参照] 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
H2受容体拮抗薬ファモチジンラニチジンシメチジン等[16.7.3参照] H2受容体拮抗薬投与の2時間前に本剤を投与すること。 これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
制酸剤炭酸カルシウム水酸化マグネシウム水酸化アルミニウム等[16.7.3参照] 制酸剤投与の2時間前に本剤を投与すること。 これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP3Aの基質となる薬剤ミダゾラムシンバスタチンタクロリムス等[16.7.4参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
治療域の狭いP-gpの基質となる薬剤ジゴキシンシクロスポリンタクロリムス等[16.7.5参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 In vitro試験において、本剤はP-gpを阻害する可能性が示されている。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
OATP1B1/3又はBCRPの基質となる薬剤ロスバスタチンプラバスタチンピタバスタチン等[16.7.5参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

副作用

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 11.1.1 感染症

    • COVID-19(17.2%)、上咽頭炎(咽頭炎を含む)(13.6%)、肺炎(1.5%)、尿路感染(7.6%)、腎膿瘍(0.5%)、創傷感染(1.0%)、サイトメガロウイルス血症(0.5%)等があらわれることがある。[8.2、9.1.1参照]

  • 11.1.2 肝機能障害(5.1%)

    • ALT、AST、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.3参照]

  • 11.1.3 間質性肺疾患(0.5%)

    • 異常が認められた場合には、胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺疾患が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[8.4参照]

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

10%以上 10%未満
神経系障害 頭痛 浮動性めまい
呼吸器、胸郭および縦隔障害 咳嗽、湿性咳嗽
胃腸障害 下痢、悪心、腹痛、上腹部痛、腹部不快感、消化器痛 嘔吐、消化不良
筋骨格系および結合組織障害 関節痛

薬価

ウェイリズ錠400mg

評価サマリー

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