本剤の使用は、本剤についての十分な知識と適応疾患の治療に十分な知識・経験をもつ医師のもとで行うこと。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
○特発性肺線維症
○進行性肺線維症
通常、成人にはネランドミラストとして1回18mgを1日2回経口投与する。
なお、患者の忍容性に応じて、1回9mg1日2回に減量することができる。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 末期腎不全(eGFR 15mL/min/1.73m2未満)の患者
これらの患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験並びに薬物動態試験は実施していない。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh C)のある患者
本剤による治療は推奨されない。これらの患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験並びに薬物動態試験は実施していない。重度の肝機能障害のある患者では本剤の曝露量が上昇する可能性がある。
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後4日間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。動物試験(ラット)の結果に基づくと、本剤は流産を引き起こす可能性がある。なお、雌雄のラットにおいて、最大臨床曝露量の約4倍の曝露に相当する用量では受胎能への影響は確認されていない。[9.5参照]
9.5 妊婦
妊婦及び妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物試験の結果から、本剤は流産を引き起こす可能性がある。ラットにおいて、最大臨床曝露量の約5倍の曝露に相当する用量で胚致死がみられた。これは最大臨床曝露量の約3倍では確認されていない。本剤投与中に妊娠又は妊娠が疑われる場合は、医師に知らせるように指導すること。妊婦及び妊娠している可能性のある女性には、流産の可能性があることを説明すること。[9.4参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトにおける乳汁中への移行、哺乳中の児への影響及び母乳分泌への影響に関するデータはないが、動物試験(ラット)において乳汁中への移行が認められている。[16.5.2参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。
14.1.2 本剤は光に対して不安定なため、服用直前にPTPシートから取り出すよう指導すること。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 本剤は食事の有無にかかわらず服用できる。[16.2参照]
14.2.2 本剤は噛まずにコップ一杯の水とともに服用すること。
本剤はCYP3A及びP-糖蛋白(P-gp)の基質である(
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ピルフェニドン[7.1、16.7.1参照] | 本剤の作用が減弱するおそれがある。ピルフェニドンを併用する場合は、本剤の投与量を1回9mg1日2回に減量しないこと。 | 本剤の主な代謝酵素であるCYP3Aが誘導され、本剤の曝露量が低下する可能性がある(in vitroデータ)。ピルフェニドンとの併用により、本剤の定常状態でのトラフ血漿中濃度が約50%低下した。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 強い又は中程度のCYP3A誘導剤リファンピシンフェニトインカルバマゼピンボセンタン等セイヨウオトギリソウ(St.John's wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[7.1、16.7.1参照] | 本剤の作用が減弱するおそれがある。これらの薬剤と併用する場合は、本剤の投与量を1回9mg1日2回に減量しないこと。 | 本剤の主な代謝酵素であるCYP3Aが誘導され、本剤の曝露量が低下する可能性がある。カルバマゼピン及びボセンタンとの併用により、本剤のAUCがそれぞれ51%及び41%、Cmaxが31%及び15%低下した。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 強いCYP3A阻害剤クラリスロマイシンイトラコナゾールリトナビル等[7.2、16.7.1参照] | 本剤の曝露量が上昇するおそれがある。強いCYP3A阻害剤と併用する場合は、本剤の投与量を1回9mg1日2回投与に減量すること。 | 本剤の主な代謝酵素であるCYP3Aが阻害され、本剤の曝露量が上昇する可能性がある。イトラコナゾールとの併用により本剤のAUCが2.2倍、Cmaxが1.3倍に上昇した。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 重度の下痢(1.3%)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 10%以上 | 1%以上10%未満 | 1%未満 | |
| 代謝及び栄養障害 | 食欲減退 | ||
| 心臓障害 | 心房細動 | ||
| 胃腸障害 | 下痢(30.8%) | 悪心 | |
| 筋骨格系及び結合組織障害 | 背部痛 | ||
| 臨床検査 | 体重減少 |
ジャスケイド錠9mg
ジャスケイド錠18mg
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