アルカリ化療法剤−酸性尿・アシドーシス改善−
| 一般名 |
クエン酸カリウム クエン酸ナトリウム水和物
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|---|---|
| 製造/販売 | 日本ケミファ |
| 剤形/規格 |
|
2.1 ヘキサミンを投与中の患者[10.1参照]
○痛風並びに高尿酸血症における酸性尿の改善
○アシドーシスの改善
ウラリット−U配合散
| 効能又は効果 | 用法及び用量 |
| ウラリット−U配合散 | |
| 痛風並びに高尿酸血症における酸性尿の改善 | 通常成人1回1gを1日3回経口投与するが、尿検査でpH6.2から6.8の範囲に入るよう投与量を調整する。 |
| アシドーシスの改善 | 原則として成人1日量6gを3〜4回に分けて経口投与するが、年齢、体重、血液ガス分析結果などから患者の状況に応じ適宜増減する。 |
8.1 本剤の投与に際しては、患者の血清電解質の変化に注意すること。特に、腎機能障害のある患者に投与する場合や、長期間投与する場合には、血中のカリウム値、腎機能等を定期的に検査すること。[9.2、11.1.1参照]
8.2 リン酸カルシウムは、アルカリ側で不溶性となることが知られているので、結石防止のため過度の尿アルカリ化は避けるべきである。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 尿路感染症の患者
感染を助長するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
カリウムの排泄低下により、高カリウム血症があらわれやすい。[8.1、11.1.1参照]
9.3 肝機能障害患者
肝疾患・肝機能障害の症状を悪化させるおそれがある。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい。
14.1 薬剤交付時の注意
<散剤>
14.1.1 服用しにくい場合は、水などに溶かして服用すること。本剤は、塩味が強く服用しにくいことがある。また、痛風・高尿酸血症の患者においては、尿量の増加をはかることが望ましいとされている。
<錠剤>
14.1.2 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
<錠剤>
20.1 開封後は湿気を避けて保存すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| ヘキサミン(ヘキサミン静注液)[2.1参照] | ヘキサミンの効果を減弱することがあるので併用は避けること。 | ヘキサミンは酸性尿下で効果を発現するので、尿pHの上昇により効果が減弱することがある。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 水酸化アルミニウムゲル | 他のクエン酸製剤との併用でアルミニウムの吸収が促進されたとの報告があるので、併用する場合には2時間以上投与間隔を置くこと。 | クエン酸がアルミニウムとキレート化合物を形成し、アルミニウムの吸収を促進させるとの報告がある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 高カリウム血症(0.54%)
高カリウム血症に伴い、徐脈、全身倦怠感、脱力感等があらわれることがある。[8.1、9.2参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1%〜2%未満 | 頻度不明 | |
| 肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇 | LDH上昇 |
| 腎臓 | 血中クレアチニン上昇、BUN上昇 | |
| 消化器 | 胃不快感、下痢、悪心、胸やけ、嘔吐、食欲不振 | 嘔気、口内炎、腹部膨満感、胃痛、舌炎 |
| 皮膚 | 発疹 | そう痒感 |
| 泌尿器 | 排尿障害注) | |
| その他 | 頻脈、残尿感、眠気 | 貧血、全身倦怠感 |
注)縮小した結石の尿管への嵌頓による。このような場合には外科的処置を含む適切な処置を行うこと。
ウラリット−U配合散 10.9円/g
ウラリット配合錠 6.5円/錠
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/30 参考率: 100%(1人/1人)
内科/40代/処方経験あり