副腎皮質機能検査
1日1回添付溶解液に溶解し、下記量を使用する。必要があれば連続2〜3日行う。
筋注・静注(ラピッド・テスト)には、テトラコサクチドとして0.25mg(1アンプル)を使用する。
点滴静注にはテトラコサクチドとして0.25〜0.5mg(1〜2アンプル)を5%ブドウ糖注射液、生理食塩液、注射用水などに加え、4〜8時間点滴静脈内注入する。
まれにショックを起こすことがあるので、使用に際して下記の点に留意すること。
ショック等の反応を予測するため、十分な問診を行うこと。
あらかじめ皮膚テストを行うことが望ましい(皮膚テストとしてはコートロシン注射用0.25mgの104倍程度の希釈液を皮内に注入し、15〜20分後の皮膚反応を観察するなどの方法がある)。
本剤の投与に際しては、常時、ただちに救急処置のとれる準備を整えておくこと。
本剤の投与後は、患者を安静にさせ、観察を行うことが望ましい。
アジソン病、あるいは副腎皮質ホルモン剤長期連用患者[急性副腎皮質不全(アジソンクリーゼ)又は離脱症状を起こすことがあるので、使用中、発熱、チアノーゼ、消化器症状(腹痛、下痢)、脱力感、頭痛等の症状が発現した場合には、直ちに比較的大量の副腎皮質ホルモン剤を投与すること。]
アレルギー素因のある患者、本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、気管支喘息患者、又は、本剤の投与を一時中断している患者[まれにショック様症状を起こすことがある。なお皮膚テスト陰性の気管支喘息患者に投与した場合にも、重篤な気管支喘息発作を誘発することがあるので、観察を十分に行うこと。]
高齢者、高血圧、心・腎疾患の患者[1日0.25mgを3日間以上点滴静注する場合には、副腎皮質ホルモンの過剰分泌により、浮腫、高血圧、乏尿等を起こすことがある。この場合、通常投与を中止すれば、症状は消退する。]
筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため下記の点に注意すること。
注射部位については、神経走行部位を避けて慎重に投与すること。
くりかえし注射する場合には、左右交互に注射するなど、同一部位を避けること。なお、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
開封時
アンプルカット時の異物混入を避けるため、エタノール消毒綿等で清拭しカットすること。
承認前の調査542例で副作用の報告はなかった。
承認後の調査1,121例中報告された主な副作用は浮腫0.25%(3件)、ショック様症状0.17%(2件)、頭重感0.08%(1件)であった。(再審査対象外)
(頻度不明注))
ショック様症状
ショック様症状を起こすことがあるので、呼吸困難、血圧低下、チアノーゼ等の過敏症状あるいは重篤な気管支喘息発作が発現した場合には、直ちに投与を中止し、気道確保、副腎皮質ホルモン剤の静注、強心薬、昇圧薬、アミノフィリン系薬剤等の投与あるいは人工呼吸等の適切な処置を行うこと。
注)自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明。
コートロシン注射用0.25mg 1363円/管
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。