本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン又はジヒドロエルゴタミンメシル酸塩を投与中の患者[10.1参照]
<適応菌種>
ジョサマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、インフルエンザ菌、マイコプラズマ属
<適応症>
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、涙嚢炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、猩紅熱
通常、幼小児には、1日量体重1kg当りジョサマイシンとして30mg(力価)を3〜4回に分けて経口投与する。ただし、症状により適宜増減する。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
他のマクロライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
9.3 肝機能障害患者
血中濃度が上昇するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中に移行する。
14.1 薬剤交付時の注意
軽く振盪してから服用するよう指示すること。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン)ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)[2.2参照] | これらの薬剤の作用を増強させ、四肢の虚血を起こすおそれがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
免疫抑制剤シクロスポリン等 | これらの薬剤の作用を増強させ、腎障害等を起こすことがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される 。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
トリアゾラム | この薬剤の作用を増強させ、傾眠等を起こすことがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される 。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ブロモクリプチンメシル酸塩 | この薬剤の作用を増強させ、嗜眠、眩暈、運動失調等を起こすことがある。 | CYP3A4に対する阻害によりこれらの薬剤の代謝が阻害される 。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(頻度不明)
11.1.3 偽膜性大腸炎(頻度不明)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれたとの報告がある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹 | ||
肝臓 | 肝機能異常 | 黄疸 | |
消化器 | 食欲不振、悪心、嘔吐、腹部膨満感、腹痛、下痢 | ||
その他 | 顔面浮腫 |
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