前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし、排尿障害を悪化させるおそれがある。]
重篤な心疾患のある患者[心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。]
麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を低下させるため、症状を悪化させるおそれがある。]
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
過敏大腸症(イリタブルコロン)
メペンゾラート臭化物として、通常成人1回15mg(2錠)を1日3回経口投与する。
なお年齢、症状により適宜増減する。
を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には
自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。
前立腺肥大のある患者[排尿障害を起こすおそれがある。]
甲状腺機能亢進症のある患者[甲状腺機能亢進症の患者では心悸亢進や頻脈がみられるが、本剤は心臓の運動を促進させ、これらの症状を悪化させるおそれがある。]
うっ血性心不全又は不整脈のある患者[心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。]
潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある。]
高温環境にある患者[汗腺等の分泌機能を抑制するので、体温調節が障害され高熱になるおそれがある。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
三環系抗うつ剤イミプラミンアミトリプチリン等フェノチアジン系薬剤クロルプロマジン等抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミン等 | 抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。 | 本剤及びこれらの薬剤はともに抗コリン作用を有するため相加的に抗コリン作用が増強されることがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。 | 本剤の代謝が阻害され、抗コリン作用が増強されることがある。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
頻度不明 | |
眼 | 視調節障害 |
消化器 | 口渇、便秘、悪心・嘔吐、食欲不振 |
泌尿器 | 排尿障害 |
精神神経系 | めまい、頭痛・頭重 |
過敏症 注) | 発疹 |
注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
トランコロン錠7.5mg 5.7円/錠
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