本剤及び類似化合物(メトカルバモール等)に対し、過敏症の既往歴のある患者
肝障害患者[9.3.1参照]
運動器疾患に伴う有痛性痙縮
腰背痛症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊椎分離・辷り症、脊椎骨粗鬆症、頸肩腕症候群
通常、成人にはクロルフェネシンカルバミン酸エステルとして1回250mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
ねむけ、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
9.2 腎機能障害患者
The United States DISPENSATORY,27th Ed.301(1973)及びMARTINDALE The Extra Pharmacopoeia,26th Ed.1891(1972)に準拠した。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 肝障害患者
投与しないこと。Modern Drug Encyclopedia,13th Ed.155(1975)に準拠した。[2.2参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
国内の臨床試験で8週間を超えた投与例は限られており、本剤を長期間投与する場合は、臨床検査(血液検査、尿検査及び肝機能検査等)を行うことが望ましい。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
フェノチアジン系薬剤〔クロルプロマジン塩酸塩等〕 | 相互に作用を増強することがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
中枢神経抑制剤〔バルビツール酸誘導体等〕 | 相互に作用を増強することがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 相互に作用を増強することがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
アルコール | 相互に作用を増強することがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | 機序は不明である。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(頻度不明)
(頻度不明)
頻度は承認時の一般臨床試験及び市販後の調査の合算に基づいている。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | めまい・ふらつき | 頭痛・頭重感 |
|
消化器 | 腹痛a)
|
||
血液 | 白血球減少 |
||
過敏症 | 発疹c) | 浮腫・腫脹感 |
頻度は承認時の一般臨床試験及び市販後の調査の合算に基づいている。
a)胃痛、胃部不快感を含む。
b)胃のもたれ(膨満感、胃重感)、胸やけ、食欲不振を含む。
c)皮疹、薬疹を含む。
リンラキサー錠125mg 10.4円/錠
リンラキサー錠250mg 10.4円/錠
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使いやすさ
投稿日: 2015/03/01 参考率: 100%(1人/1人)
麻酔科/60代/処方経験あり