<適応菌種>
ホスホマイシンに感性のブドウ球菌属、大腸菌、赤痢菌、サルモネラ属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、緑膿菌、カンピロバクター属
<適応症>
深在性皮膚感染症、膀胱炎、腎盂腎炎、感染性腸炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎
通常、成人はホスホマイシンとして1日量2〜3g(力価)を3〜4回に分け、小児はホスホマイシンとして1日量40〜120mg(力価)/kgを3〜4回に分け、それぞれ経口投与する。
なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
9.3 肝機能障害患者
肝障害が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。本剤は、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では、一般に腎機能が低下している。[16.5参照]
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)
腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
肝臓 | AST、ALT、Al-P、LDHの上昇等の肝機能異常 | ||
消化器 | 嘔気、腹痛、下痢・軟便 | 食欲不振、消化不良、胃部不快感、胃もたれ、胸やけ、腹部膨満感、嘔吐 | |
腎臓 | 浮腫、BUN上昇 | ||
皮膚 | 発疹 | 蕁麻疹、 |
|
血液 | 好酸球増多、血小板減少 | ||
神経系 | 頭痛、耳鳴、眩暈 | ||
菌交代症 | 口内炎 | ||
その他 | ほてり、発赤、発熱、心悸亢進、倦怠感 | 菌交代により非感受性のクレブシエラ・オキシトカがあらわれることがある。 |
ホスミシン錠250 40.2円/錠
ホスミシン錠500 67.7円/錠
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効果の強さ
投稿日: 2015/03/04 参考率: 100%(2人/2人)
精神・神経科/40代/処方経験あり