本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
肝性脳症における高アンモニア血症の改善
通常、成人
本剤は難吸収性製剤であるが、耐性菌の発現等を防ぐため、治療に際しては効果を十分に確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重度の肝機能障害患者
本剤は主に肝で代謝されるため、AUCが増大することがある。[16.1.2参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット及びウサギ)において、胎盤通過性
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている
9.7 小児等
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
本剤の投与により、尿が橙赤色となることがある。
開封後は湿気、光を避けて保存すること。
本剤はチトクロームP450 3A4(CYP3A4)により代謝され、CYP3A4を誘導する作用がある。本剤は各種トランスポーター[P-糖タンパク(P-gp)、有機アニオン輸送ポリペプチド1A2(OATP1A2)、OATP1B1及びOATP1B3]の基質である。[16.4、16.7.1参照]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| シクロスポリン[16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇し、本剤の効果が増強するおそれがある。 | シクロスポリンのP-gp、CYP3A4、OATP阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| エチニルエストラジオール[16.7.3参照] | エチニルエストラジオールの血中濃度を低下させるおそれがある。 | 本剤のCYP3A4誘導作用により、エチニルエストラジオールの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられる。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 偽膜性大腸炎(クロストリディオイデス・ディフィシル関連下痢症)(頻度不明)
腹痛、頻回な下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 1〜5%未満 | 1%未満 | |
| 過敏症 | 発疹、湿疹 | |
| 消化器 | 便秘、下痢 |
上腹部痛、腹部不快感、痔出血 |
| 肝臓 | ALP上昇 | |
| 精神神経系 | めまい、味覚異常、肝性脳症の悪化、頭蓋内動脈瘤 | |
| 循環器 | 高血圧、動悸 | |
| その他 | 声帯の炎症、敗血症、背部痛、発熱、尿中血陽性 |
リフキシマ錠200mg 235.1円/錠
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