本製品に包装されている各製剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者
アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の患者[10.1参照]
伝染性単核症のある患者[アモキシシリン水和物で紅斑性丘疹の発現頻度が高いとの報告がある。]
高度の腎障害のある患者[9.2.1参照]
脳、脊髄に器質的疾患のある患者(脳膿瘍の患者を除く)[メトロニダゾールで中枢神経系症状があらわれることがある。][9.1.5、11.1.16参照]
妊娠3ヵ月以内の女性(有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く)[9.5.1参照]
<適応菌種>
アモキシシリン、メトロニダゾールに感性のヘリコバクター・ピロリ
<適応症>
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合
通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
本製品に包装されている個々の製剤を単独、もしくは本製品の効能又は効果以外の目的に使用しないこと。また、用法及び用量のとおり、同時に服用すること。
<アモキシシリン水和物>
ショック、アナフィラキシー、アレルギー反応に伴う急性冠症候群、薬剤により誘発される胃腸炎症候群の発生を確実に予知できる方法はないが、事前に当該事象の既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質によるアレルギー歴は必ず確認すること。[9.1.1、11.1.5-11.1.7参照]
急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど、観察を十分に行うこと。[11.1.9参照]
顆粒球減少、血小板減少があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.10参照]
<メトロニダゾール>
白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.4、11.1.20参照]
肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.6、11.1.22参照]
9.1 合併症・既往歴等のある患者
<アモキシシリン水和物>
[8.2参照]
9.1.3 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
観察を十分に行うこと。ビタミンK欠乏症状があらわれることがある。
<メトロニダゾール>
9.1.4 血液疾患のある患者
白血球減少、好中球減少があらわれることがある。[8.5、11.1.20参照]
9.1.5 脳膿瘍の患者
中枢神経系症状があらわれることがある。[2.5、11.1.16参照]
9.1.6 コケイン症候群の患者
重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。[8.6、11.1.22参照]
9.2 腎機能障害患者
ボノプラザンの排泄が遅延することにより血中濃度が上昇することがある。[16.6.1参照]
9.2.1 高度の腎機能障害患者
投与しないこと。アモキシシリン水和物の血中濃度が上昇することがあり、本製品では各製剤の投与量を調節できない。[2.4参照]
9.2.2 血液透析患者
メトロニダゾールの注射剤において、メトロニダゾール500mgの単回点滴静注直後の血液透析により、投与量の約45%が除去されたとの報告がある。
9.3 肝機能障害患者
ボノプラザンの代謝、排泄が遅延することにより血中濃度が上昇することがある。また、メトロニダゾールの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。[16.6.2参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊娠3ヵ月以内の女性
投与しないこと。ただし有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く。[2.6、16.3.1参照]
9.5.2 妊娠3ヵ月を過ぎた女性
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[16.3.1参照]
<ボノプラザンフマル酸塩>
動物試験(ラット)において、40mg/日でのヒトにおけるボノプラザンの曝露量(AUC)の約28倍を超える曝露量で、胎児体重及び胎盤重量の低値、外表異常(肛門狭窄及び尾の異常)、並びに内臓異常(膜性部心室中隔欠損及び鎖骨下動脈起始異常)が認められている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。
<ボノプラザンフマル酸塩>
動物試験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。
<アモキシシリン水和物>
外国人データで母乳中へ移行することが報告されている
。
<メトロニダゾール>
母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.2参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に肝機能、腎機能等の生理機能が低下している。アモキシシリン水和物による副作用が発現しやすい。また、アモキシシリン水和物によるビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
15.1 臨床使用に基づく情報
<ボノプラザンフマル酸塩>
ボノプラザンの投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること。
海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されている。特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。
15.2 非臨床試験に基づく情報
<ボノプラザンフマル酸塩>
マウス及びラット2年間経口投与がん原性試験において、20mg/日でのヒトにおけるボノプラザンの曝露量(AUC)と等倍程度の曝露量で胃の神経内分泌腫瘍が、約300倍で胃の腺腫(マウス)が、また、約13倍以上(マウス)及び約58倍以上(ラット)で肝臓腫瘍が認められている。
<アモキシシリン水和物>
ラットにアモキシシリン水和物(2,000mg/kg/日)、ランソプラゾール(15mg/kg/日以上)を4週間併用経口投与した試験で、アモキシシリン水和物を単独あるいは併用投与した動物に結晶尿が認められているが、結晶はアモキシシリン水和物が排尿後に析出したものであり、体内で析出したものではないことが確認されている。
<メトロニダゾール>
マウスに長期経口投与した場合、肺腫瘍が
、またラットでは乳房腫瘍の発生が報告されているが
、ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみられていないとの報告がある
。
アルミ袋を開封後も湿気を避けて保存すること。本品は高防湿性の内袋により品質保持をはかっている。
<ボノプラザンフマル酸塩>
主として肝薬物代謝酵素CYP3A4で代謝され、一部CYP2B6、CYP2C19及びCYP2D6で代謝される。また、ボノプラザンは弱いCYP3A4阻害作用を有する。
ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を促進又は抑制する可能性がある。
<ボノプラザンフマル酸塩>
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
アタザナビル硫酸塩(レイアタッツ)[2.2参照] | アタザナビル硫酸塩の作用を減弱するおそれがある。 | ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下する可能性がある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リルピビリン塩酸塩(エジュラント)[2.2参照] | リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。 | ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下する可能性がある。 |
<ボノプラザンフマル酸塩>
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
CYP3A4阻害剤クラリスロマイシン等 | ボノプラザンの血中濃度が上昇する可能性がある。 | クラリスロマイシンとの併用によりボノプラザンの血中濃度が上昇したとの報告がある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ジゴキシンメチルジゴキシン | 左記薬剤の作用を増強する可能性がある。 | ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
イトラコナゾールチロシンキナーゼ阻害剤ゲフィチニブニロチニブエルロチニブネルフィナビルメシル酸塩 | 左記薬剤の作用を減弱する可能性がある。 | ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用により左記薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
CYP3A4で代謝される薬剤ミダゾラム等[16.7.1参照] | 左記薬剤の作用を増強する可能性がある。 | ボノプラザンのCYP3A4に対する弱い阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
強い又は中程度のCYP3A4誘導剤リファンピシンエファビレンツ等[16.7.2参照] | ボノプラザンの血中濃度が低下する可能性がある。 | 左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、ボノプラザンの代謝が促進される可能性がある。 |
<アモキシシリン水和物>
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ワルファリンカリウム | ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。 | 腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
経口避妊薬 | 経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。 | 腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
プロベネシド | アモキシシリン水和物の血中濃度を増加させる。 | アモキシシリン水和物の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。 |
<メトロニダゾール>
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
アルコール | 腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること。 | メトロニダゾールはアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リトナビル含有製剤(内用液) | ジスルフィラム−アルコール反応を起こすおそれがある。 | リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するのでメトロニダゾールにより血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ジスルフィラム | 精神症状(錯乱等)が出現することがある。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ワルファリン | ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある。 | メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
リチウム | リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ブスルファン | ブスルファンの作用が増強されることがある。 | メトロニダゾールはブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
5-フルオロウラシル | 5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある。 | メトロニダゾールは5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
シクロスポリン | シクロスポリンの作用が増強される可能性がある。 | メトロニダゾールはシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
フェノバルビタール | メトロニダゾールの作用が減弱する可能性がある。 | フェノバルビタールはメトロニダゾールの代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
<ボノプラザンフマル酸塩>
(いずれも頻度不明)
(いずれも頻度不明)
(頻度不明)
(いずれも頻度不明)
<アモキシシリン水和物>
11.1.5 ショック、アナフィラキシー(いずれも0.1%未満注1))
不快感、口内異常感、眩暈、便意、耳鳴、発汗、喘鳴、呼吸困難、血管浮腫、全身の潮紅・じん麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2参照]
(頻度不明)[8.2参照]
11.1.7 薬剤により誘発される胃腸炎症候群(頻度不明)
投与から数時間以内の反復性嘔吐を主症状とし、下痢、嗜眠、顔面蒼白、低血圧、腹痛、好中球増加等を伴う、食物蛋白誘発性胃腸炎に類似したアレルギー性の胃腸炎(Drug-induced enterocolitis syndrome)があらわれることがある。主に小児で報告されている。[8.2参照]
11.1.8 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも0.1%未満注1))、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、膿疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(0.1%未満
注1))[8.3参照]
(0.1%未満
注1))
、血小板減少(頻度不明)[8.4参照]
11.1.11 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満注1))
腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.12 肝機能障害、黄疸(いずれも0.1%未満注1))
AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
11.1.13 間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)
咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.14 無菌性髄膜炎(頻度不明)
項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
注1)発現頻度はアモキシシリン水和物の承認時までの臨床試験又は製造販売後調査の結果に基づく。
<メトロニダゾール>
11.1.15 末梢神経障害(頻度不明)
四肢のしびれ、異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.16 中枢神経障害(頻度不明)
脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調等があらわれることがある。ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状があらわれ、メトロニダゾールによる脳症が疑われた場合には、メトロニダゾールの投与を中止すること。[2.5、9.1.5参照]
11.1.17 無菌性髄膜炎(頻度不明)
項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
(いずれも頻度不明)
11.1.19 急性膵炎(頻度不明)
腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(いずれも頻度不明)[8.5、9.1.4参照]
11.1.21 出血性大腸炎(頻度不明)
腹痛、血便、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(頻度不明)[8.6、9.1.6参照]
(いずれも頻度不明)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
<胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症>
0.1〜5%未満 | |
消化器 | 下痢、腹部不快感、腹部膨満感 |
肝臓 | AST、ALTの上昇 |
表中の頻度表示は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるボノプラザンフマル酸塩、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールの3剤投与の試験成績に基づく。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ボノプラザンフマル酸塩、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールでは、他にもそれぞれに次の副作用が認められている。
<ボノプラザンフマル酸塩>
0.1〜5%未満 | |
消化器 | 便秘、下痢、腹部膨満感、悪心 |
過敏症 | 発疹 |
肝臓 | AST、ALT、AL-P、LDH、γ-GTPの上昇 |
その他 | 浮腫、好酸球増多 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ボノプラザンフマル酸塩、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールでは、他にもそれぞれに次の副作用が認められている。
<アモキシシリン水和物>
0.1〜5%未満注2) | 0.1%未満注2) | 頻度不明注2) | |
過敏症 | 発熱、発疹、じん麻疹 | そう痒 | |
血液 | 好酸球増多、貧血 | ||
肝臓 | AST、ALTの上昇 | ||
消化器 | 下痢、悪心、食欲不振 | 黒毛舌 | |
菌交代症 | 口内炎、大腸炎(カンジダ、非感受性のクレブシエラ等による) | ||
ビタミン欠乏症 | ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) | ||
その他 | 梅毒患者の場合:ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の悪化) |
注2)頻度表示はアモキシシリン水和物の承認時までの臨床試験又は製造販売後調査の結果に基づく。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ボノプラザンフマル酸塩、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールでは、他にもそれぞれに次の副作用が認められている。
<メトロニダゾール>
<トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症>
頻度不明 | |
過敏症 | 発疹 |
消化器 | 舌苔、食欲不振、悪心、胃不快感、下痢、腹痛、味覚異常 |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、AL-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇 |
生殖器 |
|
その他 | 暗赤色尿、発熱 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ボノプラザンフマル酸塩、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールでは、他にもそれぞれに次の副作用が認められている。
<メトロニダゾール>
<ヘリコバクター・ピロリ感染症>
頻度不明 | |
過敏症 | 発疹、そう痒感 |
血液 | 好塩基球増多 |
消化器 | 下痢、胸やけ、悪心、上腹部痛、味覚異常、口腔アフタ、舌炎、鼓腸、黒色便 |
精神神経系 | うつ病、頭痛、浮動性めまい、不安定感 |
その他 | 眼精疲労、疲労、しびれ感 |
ボノピオンパック 430.6円/シート
m3.comにご登録済の方
薬剤名検索
薬剤情報提供:一般財団法人日本医薬情報センター 剤形写真提供:株式会社薬事日報社
・薬剤情報・剤形写真は月一回更新しておりますが、ご覧いただいた時点で最新情報ではない可能性がございます。 最新情報は、各製薬会社のWebサイトなどでご確認ください。
・投稿内容の中に適応外、承認用法・用量外の記載等が含まれる場合がありますが、エムスリー、製薬会社が推奨するものではありません。