気化設備を用いて気化し,日本薬局方窒素として使用する。注射剤の製造に際し,酸化防止のための不活性ガスとして使用する。
気化設備を用いて気化し,日本薬局方窒素として使用する。
窒素過多の空気を吸入した場合,軽い眩暈・頭痛・手足のしびれ等の酸欠に伴う症状を呈することがある。このような場合は,清浄な空気の場所に移し,しばらく安静にさせる。
高濃度の窒素を吸入すると意識を失うことがある。このような場合は,清浄な空気の場所に移し直ちに酸素吸入又は人工呼吸を行い医師の手当を受ける。
合成空気を使用して高気圧療法をする際には,窒素分圧上昇による窒素酔いに留意するとともに,長時間の高気圧曝露では減圧症の危険があるので注意すること。
貯法
貯蔵上の注意
定置式超低温液化ガス貯槽の場合
標識類は常にきれいな状態にしておくこと。
貯槽の周辺の整理整頓を心掛けること。
バルブの開閉状態は,常に「開」,「閉」を表示板で表示すること。
安全弁の元弁は常に全開の状態を維持し,ハンドルは回り止めを施し,封印すること。
超低温液化ガスを取扱う時は,常に凍害防止のため,革手袋を着用すること。
可搬式超低温液化ガス容器の場合
通風良好な状態を保つこと。
超低温容器は転倒防止の措置をし,立てて置くこと。(チェーン,ロープ等による緊縛あるいは容器立てに収納)
容器置場には作業に必要な用具以外のものは置かないこと。
容器置場には関係者以外の立ち入りを禁止すること。
消費上の注意
液化窒素の温度は,−196℃と極めて低温であるため,凍傷等起さぬように特に注意すること。
液化窒素は,気化すると約700倍の体積になるため,液を密閉状態にしないよう特に注意すること。
液化窒素を建物内で放出してはならない。酸欠の危険性があるので,換気に十分注意すること。
容器の使用にあたっては,ガス名表示,塗色(液化ガスはねずみ色),容器の刻印等により窒素であることを確かめること。
容器は転倒や転がり防止の措置を講ずること。
液化窒素を取扱うときは凍害防止のため革手袋を着用する。
液化窒素の容器のバルブ及び凍結部に熱ショックを与えないこと。
ガスの使用は容器から直接使用しないで,気化設備をへて使用すること。
ガス漏れのある場合は,直ちにバルブを閉じてガスの使用を中止すること。
安全弁からのガスが多量に噴出する場合は,換気に注意し通風のよい安全な場所に容器を移動し販売店に連絡すること。
使用後は直ちにバルブを閉じること。
容器の授受に際しては,あらかじめ容器を管理する者を定めその者が立合い,容器の記号番号による管理を行うこと。
液体窒素
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