エトカマ錠75mg

抗エストロゲン剤

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リスト同薬効薬剤
一般名 カミゼストラント
製造/販売 アストラゼネカ
剤形/規格
  • エトカマ錠75mg

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禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 内分泌療法中にESR1遺伝子変異が確認され疾患進行が認められないホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌

用法・容量

  • CDK4/6阻害剤との併用において、通常、成人にはカミゼストラントとして75mgを1日1回経口投与する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用すること。

慎重投与

  • 9.3 肝機能障害患者

    • 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

      • 患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1参照]

  • 9.4 生殖能を有する者

    • 9.4.1 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後4週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5参照]

    • 9.4.2 男性には、本剤投与中及び最終投与後1週間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[9.5参照]

  • 9.5 妊婦

    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物実験(ラット)に妊娠期から授乳期まで投与した際、臨床曝露量(AUC)の約0.003倍に相当する用量で、妊娠期間の延長、難産、出生児数の減少、死産児数の増加、出生児生存率及び体重の低下等が認められた。[9.4.1、9.4.2、9.6参照]

  • 9.6 授乳婦

    • 授乳しないことが望ましい。本剤のヒト乳汁中への移行は不明であるが、乳児が乳汁を介して摂取した場合、乳児に重篤な副作用が発現するおそれがある。[9.5参照]

  • 9.7 小児等

    • 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意

  • 14.1 薬剤交付時の注意

    • PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するように指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

その他の注意

  • 15.2 非臨床試験に基づく情報

    • 15.2.1 反復投与毒性試験において、ラット及びイヌに子宮萎縮、卵巣嚢胞(臨床曝露量未満に相当する用量)、精細管変性・萎縮(臨床曝露量の約2倍)等が認められ、ラットでは卵巣顆粒膜細胞過形成(臨床曝露量未満に相当する用量)、イヌでは卵巣顆粒膜細胞腫、精巣間質細胞(ライディッヒ細胞)過形成(臨床曝露量の約3倍)が認められた。また、ラットでは卵巣顆粒膜細胞腫(臨床曝露量の約58倍)、イヌでは精巣間質細胞(ライディッヒ細胞)腺腫(臨床曝露量の約13倍)及び卵巣性索間質過形成(臨床曝露量の約50倍)が認められた。

    • 15.2.2 受胎能及び初期胚発生に関する試験において、雌ラットでは、臨床曝露量未満に相当する用量で性周期の乱れ、交尾徴候増加、妊娠率低下及び初期胚生存率の低下が認められたが、1カ月間の休薬により回復性が認められた。反復投与毒性試験において、雄ラットでは、精子細胞・精子数の減少(臨床曝露量の約2倍)、交尾率低下、異常精子率の増加(臨床曝露量の約7倍)、精子運動性及び妊娠率の低下(臨床曝露量の約26倍)が認められた。

相互作用

相互作用序文

  • 本剤は主にCYP3Aにより代謝される。また、本剤はCYP2B6、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A、BCRP及びOATP1B1を阻害する。[16.4参照]

薬物代謝酵素用語

CYP3A

薬物代謝酵素用語

CYP2B6

薬物代謝酵素用語

CYP2C9

薬物代謝酵素用語

CYP2C19

薬物代謝酵素用語

BCRP

薬物代謝酵素用語

OATP1B1

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
強い又は中程度のCYP3A誘導剤カルバマゼピンリファンピシンフェノバルビタール等[16.7.1、16.7.3参照] 本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[16.7.3参照] 本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、摂取しないよう注意すること。 これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP2C9の基質となる薬剤フェニトインセレコキシブ等[16.7.3参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤がCYP2C9を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ワルファリン[16.7.3参照] ワルファリンの作用が増強されるおそれがあるので、プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意すること。 本剤がCYP2C9を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP2B6の基質となる薬剤ケタミンネビラピンメサドン等[16.7.3参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤がCYP2B6を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
シクロホスファミド[16.7.3参照] シクロホスファミドの有効性が減弱するおそれがある。 本剤がCYP2B6を阻害することにより、シクロホスファミドの代謝活性化が阻害され、シクロホスファミドの活性代謝物の血中濃度が低下する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP2C19の基質となる薬剤オメプラゾールランソプラゾールジアゼパム等[16.7.3参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤がCYP2C19を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
CYP3Aの基質となる薬剤ミダゾラムシンバスタチンフェンタニル等[16.7.2参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤がCYP3Aを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
BCRPの基質となる薬剤ロスバスタチンサラゾスルファピリジンシンバスタチン等[16.7.3参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤がBCRPを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
OATP1B1の基質となる薬剤アトルバスタチンプラバスタチンロスバスタチン等[16.7.3参照] これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 本剤がOATP1B1を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤シプロフロキサシンオンダンセトロンイミプラミンメサドン等 QT間隔延長作用を増強するおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察すること。 本剤及びこれらの薬剤はいずれもQT間隔を延長させるおそれがある。

副作用

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

10%以上 1%〜10%未満 1%未満
眼障害 光視症
霧視、硝子体浮遊物、ドライアイ、視力障害
心臓障害 徐脈
血管障害 深部静脈血栓症
臨床検査 ALT増加、AST増加、心電図QT延長

薬価

エトカマ錠75mg

評価サマリー

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