コトモール

脂質代謝・末梢血行改善剤

3.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 ニコモール
製造/販売 寿製薬
剤形/規格
  • コトモール錠200mg

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禁忌

  • 重症低血圧症、出血が持続している患者〔末梢血管拡張作用により、低血圧症の悪化や出血を助長させるおそれがある。〕

効能・効果

  • 高脂血症

  • 下記疾患に伴う末梢血行障害の改善

    • 凍瘡、四肢動脈閉塞症(血栓閉塞性動脈炎・動脈硬化性閉塞症)、レイノー症候群

用法・容量

  • 通常、成人にはニコモールとして1回200〜400mgを1日3回食後に経口投与する。
    なお、年齢、症状により、適宜増減する。

注意事項

慎重投与

  • 緑内障の患者〔末梢血管拡張作用により、網膜血管の血流量を増し、眼内圧を上昇させるおそれがある。〕

  • 肝機能障害のある患者〔類薬(ニコチン酸)の過量投与で、肝機能の異常が起こるとの報告がある。〕

  • 消化性潰瘍の患者〔類薬(ニコチン酸)で消化性潰瘍を増悪させたとの報告がある。〕

適用上の注意

  • 服用時

    空腹時に服用すると潮紅、発赤等の発現が多くなるので、食後すぐに服用することが望ましい。

  • 薬剤交付時

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。〔PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。〕

その他の注意

  • 類薬(ニコチン酸)の過量投与により肝機能の異常が、また、糖尿病及び消化性潰瘍を増悪させたとの報告がある。

取扱上の注意

  • 安定性試験

    最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、42ヵ月)の結果、コトモール錠200mgは通常の市場流通下において安定3年6ヵ月間安定であることが確認された。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
HMG-CoA還元酵素阻害剤シンバスタチンプラバスタチンナトリウム等 類薬(ニコチン酸)で併用により筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 本剤は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

頻度不明
過敏症*1 発疹、そう痒感、発赤
消化器 胃部不快感、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口渇
精神神経系 頭痛、感覚異常、眩暈
その他 顔面潮紅・熱感、動悸、発汗亢進、悪寒
  • *1この様な場合には、投与を中止すること。

薬価

コトモール錠200mg 9.1円/錠

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