胃潰瘍
下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
通常成人イルソグラジンマレイン酸塩として1日4mg(ガスロンN・OD錠4mg:1錠)を1〜2回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
服用時
本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。
健康人における本薬の血漿中からの消失半減期は約150時間である。
総症例10,176例中64例(0.63%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められ、その主なものは肝機能異常12件(0.12%)、ALT(GPT)上昇12件(0.12%)、AST(GOT)上昇7件(0.07%)、便秘6件(0.06%)、発疹5件(0.05%)、そう痒、下痢、Al-P上昇各3件(0.03%)である。〔ガスロンN錠(普通錠)・細粒の再審査終了時〕
| 0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 消化器 | 便秘、下痢、嘔気・嘔吐 | ||
| 肝臓 | AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDHの上昇 | γ-GTP、ビリルビン等の上昇 | |
| 皮膚 * | 発疹、そう痒感 | 発赤、湿疹、多形滲出性紅斑、浮腫性紅斑 | |
| その他 | 胸部圧迫感 | 発熱 |
*投与を中止すること。
ガスロンN・OD錠4mg 16.1円/錠
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