−耳鼻科用剤−
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2歳未満の幼児・乳児[全身症状が起こりやすい。]
モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中の患者[急激な血圧上昇を起こすおそれがある。]
−眼科用剤−
閉塞隅角緑内障の患者[血管収縮剤は閉塞隅角緑内障の場合には眼圧上昇のおそれがある。]
モノアミン酸化酵素阻害剤を投与中の患者[急激な血圧上昇を起こすおそれがある。]
耳鼻科用
上気道の諸疾患の充血・うっ血
眼科用
表在性充血(原因療法と併用)
耳鼻科用
通常、成人1回2〜3滴を1日1〜4回点鼻する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眼科用
通常、成人1回1〜2滴を1日1〜4回点眼する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
冠動脈疾患のある患者[血管を収縮して冠動脈疾患を悪化させるおそれがある。]
高血圧症の患者[末梢血管を収縮して血圧を上昇させるおそれがある。]
甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症の患者は交感神経が興奮状態にあることが多い。]
糖尿病の患者[肝臓のグリコーゲンを分解して血糖を上昇させる作用がある。]
投与時
粘膜、創傷面又は炎症部位に長期連用又は大量使用しないこと。[ホウ酸及びホウ砂を含有しているので、これらによる急性中毒が起こることがある。]
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 | 急激な血圧上昇を起こすおそれがある。 | 両剤共に血圧上昇作用があるため、相加的に作用が増強すると考えられている。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、頻度は不明である。(再審査対象外)
以下のような副作用が認められた場合には、減量・休薬など適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 注1) | 過敏症状 |
| 精神神経系 | 神経過敏、頭痛、めまい、不眠症等 |
| 循環器 | 心悸亢進等 |
| 消化器 | 悪心・嘔吐等 |
| 鼻 | 熱感、刺激痛、乾燥感、反応性充血、鼻漏、くしゃみ等 |
| 長期使用 | 反応性の低下等 |
注1)副作用があらわれた場合には使用を中止すること。
ナシビン点鼻・点眼液0.05% 4.5円/mL
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