ザルックス軟膏0.12% 他

外用合成副腎皮質ホルモン剤

3.0(1件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 デキサメタゾン吉草酸エステル
製造/販売 マイランEPD
剤形/規格
  • ザルックス軟膏0.12%
  • ザルックスクリーム...

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禁忌

  • 細菌,真菌,ウイルス皮膚感染症〔感染症を悪化させるおそれがある.〕

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

  • 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎〔穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある.〕

  • 潰瘍,第2度深在性以上の熱傷・凍傷〔皮膚の再生を抑制し治癒を遅延させるおそれがある.〕

効能・効果

  • 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症,ビダール苔癬を含む),乾癬,痒疹群(蕁麻疹様苔癬,固定蕁麻疹を含む),掌蹠膿疱症,虫刺症,慢性円板状エリテマトーデス,扁平苔癬

用法・容量

  • 通常1日1〜数回適量を患部に塗布する.
    なお,症状により適宜増減する.

注意事項

重要な基本的注意

  • 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが,やむを得ず使用する必要がある場合には,あらかじめ適切な抗菌剤,抗真菌剤による治療を行うか,又はこれらとの併用を考慮すること.

  • 大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により,副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状があらわれることがある.

適用上の注意

  • 使用部位

    眼科用として使用しないこと.

相互作用

副作用

副作用発現状況の概要

  • 承認時までの調査及び市販後の使用成績調査において得られた成績を示す(再審査終了時).

    • 軟膏

      安全性評価対象例9,840例中,副作用は65例(0.66%),76件に認められ,その主なものは毛のう炎・せつ17件(0.17%),瘡様疹10件(0.10%),そう痒感9件(0.09%),刺激感8件(0.08%)等であった.

    • クリーム

      安全性評価対象例5,157例中,副作用は14例(0.27%),16件に認められ,その主なものは瘡様疹3件(0.06%),そう痒感2件(0.04%),膿疱2件(0.04%),カンジダ症2件(0.04%)等であった.

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 眼圧亢進,緑内障,後のう白内障

    眼瞼皮膚への使用に際しては,眼圧亢進,緑内障を起こすおそれがあるので注意すること.大量又は長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT)により,後のう白内障,緑内障等があらわれることがある.

その他の副作用

  • 過敏症

    皮膚の刺激感,そう痒感,発赤等があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には使用を中止すること.

  • 皮膚の感染症

    皮膚の真菌性(カンジダ症,白癬等)及び細菌性(伝染性膿痂疹,毛のう炎等)感染症があらわれることがある(密封法(ODT)の場合,起こりやすい).このような症状があらわれた場合には,適切な抗真菌剤,抗菌剤等を併用し,症状が速やかに改善しない場合には,使用を中止すること.

  • その他の皮膚症状

    長期連用により,ステロイド瘡,酒様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ,口囲等に潮紅,丘疹,膿疱,毛細血管拡張を生じる),ステロイド皮膚(皮膚萎縮,毛細血管拡張,紫斑),また魚鱗癬様皮膚変化,多毛及び色素脱失等があらわれることがある.このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え,副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り換えること.

  • 下垂体・副腎皮質系機能

    大量又は長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT)により,下垂体・副腎皮質系機能の抑制を来すことがあるので注意すること.

薬価

ザルックス軟膏0.12% 25.4円/g
ザルックスクリーム0.12% 25.4円/g

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