2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2 他のアミノ糖系抗生物質(ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン等)又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者
2.3 鼓膜に穿孔のある患者への耳内使用[薬剤が内耳に移行し、内耳障害があらわれやすくなる。]
<適応菌種>
フラジオマイシン感性菌
<適応症>
外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患、外耳の湿疹・皮膚炎、耳鼻咽喉科領域における術後処置
<眼科用>
通常、適量を1日1〜数回患部に点眼・塗布する。なお、症状により適宜増減する。
<耳鼻科用>
通常、適量を1日1〜数回患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。
8.1 非可逆性の難聴があらわれることがあるので、本剤使用中は特に聴力の変動に注意し、長期連用を避けること。[11.1.1参照]
8.2 使用中に感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す兆候があらわれた場合には使用を中止すること。
8.3 眼内圧亢進、緑内障があらわれることがあるので、定期的に眼内圧検査を実施すること。[11.1.2参照]
8.4 長期連用を避けること。[11.2参照]
9.1 合併症・既往歴等のある患者
<効能共通>
9.1.1 糖尿病の患者
副腎皮質ホルモンの糖新生作用により、血糖が上昇し、症状が悪化するおそれがある。
9.1.2 難聴のある患者
フラジオマイシン硫酸塩により、症状が悪化するおそれがある。
<外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患>
9.1.3 角膜上皮
角膜に穿孔を生じるおそれがある。
9.1.4 眼に真菌、スピロヘータ、ウイルス、結核菌、原虫、寄生虫による疾患のある患者
免疫機能を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。また、角膜に穿孔を生じるおそれがある。
<外耳の湿疹・皮膚炎、耳鼻咽喉科領域における術後処置>
9.1.5 耳又は鼻に真菌、スピロヘータ、ウイルス、結核菌、原虫、寄生虫による疾患のある患者
免疫機能を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。
9.1.6 耳手術後の患者
創傷の治癒障害を起こすおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、長期・頻回使用を避けること。
9.7 小児等
特に2歳未満の場合には慎重に使用すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
<外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患(使用方法共通)>
・薬剤汚染防止のため、塗布するとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・他の点眼剤を併用する場合には、本剤を最後に使用すること。その際、少なくとも5分以上間隔をあけること。
<外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患(結膜嚢内に塗布する場合)>
・患眼を開瞼して結膜
・軟膏が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取ること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 非可逆性の難聴(頻度不明)[8.1参照]
11.1.2 眼障害(頻度不明)
(1)連用により、数週後から眼内圧亢進、緑内障があらわれることがある。[8.3参照]
(2)角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等を誘発することがある。
(3)角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は外傷等に使用した場合には、穿孔を生じることがある。
(4)長期連用により、後
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 耳・鼻 | 局所にフラジオマイシンの耐性菌又は非感性菌による化膿性の感染症 |
| 創傷 | 創傷治癒の遅延 |
| 下垂体・副腎皮質系 | 長期連用による下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
| 過敏症 | 眼瞼炎、結膜炎、刺激感 |
| 皮膚 | 接触皮膚炎 |
| その他a) | 全身的使用の場合と同様な症状(腎障害等) |
a)[8.4参照]
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副作用の重篤度
投稿日: 2015/03/19 参考率: 100%(4人/4人)
麻酔科/60代/処方経験あり