本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
生後3か月未満の乳児〔代謝・排泄能が不完全なため,本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。〕
<適応菌種>
本剤に感性の淋菌,大腸菌,赤痢菌,サルモネラ属(チフス菌,パラチフス菌を除く),肺炎桿菌,プロテウス属,腸炎ビブリオ
<適応症>
膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),淋菌感染症,感染性腸炎
ナリジクス酸として,通常成人1日1〜4g(20〜80mL)を2〜4回に分割経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
参考
| 1〜3歳 | 4〜6歳 | 7〜12歳 |
| 10〜15mL | 15〜20mL | 20〜40mL |
てんかん等の痙攣性疾患のある患者またはこれらの既往歴のある患者〔痙攣を起こすことがある。〕
高度の脳動脈硬化症のある患者〔痙攣を起こすことがある。〕
肝障害のある患者〔肝障害が悪化することがある。〕
高度の腎障害のある患者〔高い血中濃度が持続することがある。〕
代謝性アシドーシスがあらわれることがある。
動物実験(幼若犬,幼若ラット)で関節異常が認められている。
瓶をよくふってから使用すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| クマリン系抗凝固薬(ワルファリン) | ワルファリンの作用を増強することがある。 | 蛋白結合部位でワルファリンと置換し,遊離のワルファリンが増加するとの報告がある。 |
総症例8,388例中報告された主な副作用は悪心・嘔吐2.0%(171件),発疹1.0%(87件),食欲不振0.4%(33件),視覚異常0.3%(29件),めまい0.3%(22件)であった。〔文献集計による(再審査対象外)〕
(頻度不明注))
下記の重大な副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
ショック
(症状:血圧低下,心悸亢進,呼吸困難等)
痙攣
溶血性貧血
特にG-6PD欠乏症患者にあらわれやすいとの報告がある。
注)自発報告または海外において認められている副作用のため頻度不明。
下記の副作用があらわれることがあるので,異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 不明 注) | |
| 精神神経系 | めまい,頭痛,眠気 | 抑うつ | 興奮,幻覚,錯乱等 |
| 過敏症 | 発疹,じん麻疹,光線過敏症等 |
|
発熱 |
| 消化器 | 悪心,嘔吐,食欲不振,下痢 | 便秘,口渇 | |
| 眼 | 視覚異常 | ||
| 肝臓 | AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,A |
||
| 血液 | 血液障害(白血球減少,好酸球増多,血小板減少等) |
注)自発報告または海外において認められている副作用のため頻度不明。
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