テトラサイクリン系抗生物質、又はテトラカインに対し過敏症の既往歴のある患者
<適応菌種>
オキシテトラサイクリン感性菌
<適応症>
抜歯創・口腔手術創の二次感染
抜歯窩に1〜数個を挿入する。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す徴候(そう痒、発赤等)があらわれた場合には使用を中止すること。[11.1.1参照]
本剤は吸湿しやすいので絶えず湿気に注意し、使用後は必ず密栓して保存すること。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ハロゲン剤(ヨウ素、次亜塩素酸) | 本剤の作用が減弱することがある。 | 機序は不明である。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
金属(鉄、アルミニウム、マグネシウム等)の塩類 | 本剤の作用が減弱することがある。 | 本剤が金属イオンとキレートを形成する。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
血圧降下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2参照]
11.1.2 中枢神経(頻度不明)
振戦、痙れん等の中毒症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は長短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
頻度不明 | |
中枢神経 | 眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等 |
過敏症 | 発疹等 |
菌交代現象 | オキシテトラサイクリン非感性菌による感染症 |
オキシテトラコーン歯科用挿入剤5mg 17.2円/個
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