クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)〔聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。〕
腟、膀胱、口腔等の粘膜面〔クロルヘキシジン製剤の上記部位への使用により、ショック症状(初期症状:悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等)の発現が報告されている。〕
眼
皮膚の創傷部位の消毒
本剤を希釈せず、そのまま適量を患部に使用する。
ショック等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。
本剤は用時開封し、希釈せずそのまま使用すること。
産婦人科用(腟・外陰部の消毒等)、泌尿器科用(膀胱・外性器の消毒等)には使用しないこと。
薬物過敏症の既往歴のある者
喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある者
投与経路
外用にのみ使用すること。
使用時
眼に入らないように注意すること。眼に入った場合は直ちによく水洗すること。
本剤は外用剤であるので、経口投与や注射をしないこと。誤飲した場合には、牛乳、生卵、ゼラチン等を用いて、胃洗浄を行うなど適切な処置を行う。誤って静注した場合には溶血反応を防ぐために、輸血等を行う。
使用期限内であっても、箱内のポリ袋(大袋)開封後は薬剤パックから水分が蒸発しやすくなるため、速やかに使用すること。
薬剤パックの開封後は直ちに使用し、時間をおいて再使用しないこと。
開封口は清潔に取り扱うこと。
血清・膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は十分に洗い落としてから使用すること。
消毒用綿球・ガーゼ等を使用する場合は、本剤が吸着するので、用時浸漬する等注意すること。
本剤は滅菌済製剤であるので、取扱う器具類は常に清潔なものを使用すること。
本剤の付着した白布を次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系漂白剤で漂白すると、褐色のシミができることがある。漂白には過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤が適当である。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考にした。(再審査対象外)
ショック(0.1%未満)
ショックがあらわれることがあるので観察を十分に行い、悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等があらわれた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
次のような副作用が認められた場合には直ちに使用を中止し、再使用しないこと。
| 0.1%未満 | |
| 過敏症 | 発疹、蕁麻疹等 |
ヒビディール消毒液0.05%
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