本剤の成分又はアミド型局所麻酔薬に対し過敏症の既往歴のある患者
眼科領域における表面麻酔
通常、成人では1〜5滴を点眼する。
なお、年齢、体質により適宜増減する。
まれにショックを起こすことがあるので、本剤の投与に際しては、十分な問診により患者の全身状態を把握するとともに、異常が認められた場合に直ちに救急処置のとれるよう、常時準備をしておくこと。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
14.1 薬剤調製時の注意
クロロブタノール(保存剤)は冷時安定であるが、加熱滅菌により分解して塩酸を放出し、液に刺激性を与える懸念があるので、本剤は無菌操作法により調製されている。したがって、本剤を加熱再滅菌して使用したり、また、希釈して加熱再滅菌のうえ用いることは絶対にしないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 頻回に使用しないこと。
14.2.2 本剤を患者には渡さないこと。
14.2.3 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
14.3 薬剤投与後の注意
リドカイン塩酸塩は金属を侵す性質があるので、長時間金属器具(カニューレ、注射針等)に接触させないことが望ましい。なお、金属器具を使用した場合は、使用後十分に水洗すること。
15.1 臨床使用に基づく情報
ポルフィリン症の患者に投与した場合、急性腹症、四肢麻痺、意識障害等の急性症状を誘発するおそれがある。
外箱開封後は、遮光して保存すること。
本剤は、主として肝代謝酵素CYP1A2及びCYP3A4で代謝される。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| クラスIII抗不整脈剤アミオダロン等 | 心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。 | 作用が増強することが考えられる。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ショック(頻度不明)
アナフィラキシーショックを起こすおそれがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 |
キシロカイン点眼液4% 18.5円/mL
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