高カルシウム血症の患者〔本剤はカルシウム塩であり、本剤投与により症状を悪化させるおそれがある。〕
<適応菌種>
パラアミノサリチル酸に感性の結核菌
<適応症>
肺結核及びその他の結核症
通常成人には、パラアミノサリチル酸カルシウム水和物として1日量10〜15gを2〜3回に分けて経口投与する。
年齢、症状により適宜増減する。
なお、他の抗結核薬と併用することが望ましい。
肝障害、腎障害又は血液障害のある患者〔肝障害、腎障害又は血液障害が悪化するおそれがある。腎障害の場合、排泄遅延により本剤の作用が増強するおそれがある。〕
薬物過敏症の既往歴のある患者
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| 経口抗凝血剤(ワルファリン、ジクマロール) | 抗凝血作用が増強することがある。異常が認められた場合には、抗凝血剤を減量するなど適切な処置を行う。 | 本剤は肝のプロトロンビン形成抑制作用がある。また、ワルファリン、ジクマロールの血中濃度を上昇させる。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
| フェニトイン | フェニトインの血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。異常が認められた場合には、フェニトインを減量するなど適切な処置を行う。 | フェニトインの代謝酵素(チトクロームP450)を阻害する。 |
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
肝炎、黄疸(いずれも頻度不明)等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発熱、皮膚症状 |
| 血液 | 白血球減少、血小板減少 |
| 甲状腺 | 甲状腺機能障害又は甲状腺腫 |
| 肝臓 | AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 |
| 腎臓 | 蛋白尿 |
| 消化器 | 食欲不振、悪心、胃部不快感、下痢 |
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