2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2 眼感染症のある患者[8.2参照]
春季カタル(抗アレルギー剤が効果不十分な場合)
通常、1回1滴、1日3回点眼する。
8.1 本剤の使用は、春季カタルの治療法に精通している医師のもとで行うこと。
8.2 本剤投与により感染症が発現又は増悪するおそれがあり、他の免疫抑制作用を有する薬剤との併用時には、その可能性がさらに高まるおそれがあるので十分注意すること。[2.2参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット:経口)で催奇形作用、また、難産及び周産期死亡が報告されている。また、ヒト(経口投与)で胎盤を通過することが報告されている
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト(経口投与)で母乳中へ移行するとの報告がある
9.7 小児等
9.7.1 低出生体重児、新生児、乳児、幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.7.2 経口投与において一般に小児での多毛の発現率(10〜18%)は成人(2〜6%)に比べ高い傾向がある。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤交付時の注意
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
・液が白濁した場合は使用しないこと。[20.参照]
・開封時の容器破片除去のため、使用の際は、最初の1〜2滴は点眼せずに捨てること。
・点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・点眼したときに液が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取ること。
・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
・保存剤を含有しないため、開封後は1回きりの使用とし、残液は廃棄すること。
・遮光して保存すること。
・アルミピロー包装開封後は、添付の遮光用投薬袋に入れて室温で保存し、6ヵ月以内に使用すること。2〜8℃に保存した場合には、1年以内に使用すること。
・液が白濁した場合は使用しないこと。[14.1参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
| 眼 | 眼刺激、角膜びらん・角膜潰瘍(角膜上皮欠損、角膜病変、角膜障害、角膜炎、点状角膜炎、潰瘍性角膜炎等) | 眼のそう痒感、眼乾燥感、角膜浮腫、前房のフレア、前房内細胞、流涙、眼瞼炎、眼痛、結膜充血 |
| 感染症 | ヘルペス性角膜炎、麦粒腫、細菌性結膜炎、細菌性角膜潰瘍 | |
| その他 | ALT上昇、LDH上昇、BUN上昇、CK上昇、尿ケトン体陽性、Mg上昇 |
注)発現頻度は使用成績調査(全例調査)を含む。
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