歯科用ホルムクレゾール「村上」

根管消毒剤

0(0件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 クレゾール ホルマリン
製造/販売 アグサジャパン
剤形/規格
  • 歯科用ホルムクレゾ...

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

禁忌

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 根管の消毒

用法・容量

  • 適量を根管内へ挿入し、仮封する。

注意事項

重要な基本的注意

  • 本剤は、組織刺激性が強く、歯根膜炎を起こすことがあるので、注意して使用すること。

慎重投与

  • 9.1 合併症・既往歴等のある患者

    • 9.1.1 患歯根端(尖)部に炎症性病巣のある患者

      • 症状が悪化するおそれがある。

適用上の注意

  • 14.1 薬剤使用時の注意

    • 14.1.1 腐食力が強いので注意して使用すること。

    • 14.1.2 軟組織に対し局所作用をあらわすので、口腔粘膜等に付着させないよう配慮すること。
      したがって、使用に際してはラバーダム防湿等を行うこと。

    • 14.1.3 本剤が口腔粘膜等に付着した場合は、直ちに拭き取り、微温湯で洗口させること。
      また、手指等に付着した場合は、石けん等を用いて水洗し、適切な処置を行うこと。

    • 14.1.4 軟組織に付着した場合、直ちに拭き取り、エタノール、グリセリン、植物油で清拭するかまたは多量の水で洗う等適切な処置を行うこと。[14.1.5参照]

    • 14.1.5 本剤は顔、皮膚等に付着すると数秒で付着部が白変する。皮膚等に付着したまま放置すると炎症を起こし、化学的損傷を生じるので、直ちに処置すること。
      その場合は火傷の治療に準じて処置するか、直ちに皮膚科医に相談すること。[14.1.4参照]

    • 14.1.6 容器から使用適量をダッペングラスにとり、小綿球または綿繊維に浸潤させて窩内あるいは根管に挿入すること。

    • 14.1.7 眼に入らないように注意すること。

その他の注意

  • 15.2 非臨床試験に基づく情報

    • 15.2.1 急性毒性

      • 本剤の経口毒性は、調製直後はLD50 1.60g/kg(マウス)で、密栓瓶入りで室温3年間経過品は1.4倍(1.15g/kg)で、ホルマリン及びエタノールの蒸散で濃縮等されクレゾールの毒性が相対的に強くあらわれる。

    • 15.2.2 腐食性

      • 本剤の腐食性は液状フェノール(90%濃度)とほぼ同じであり腐食性が強く皮膚を侵して白くする。

取扱上の注意

  • 使用後は密栓し、直射日光を避けて保管すること。

相互作用

併用注意

  • 本剤を塩化鉄(III)液、酸化クロム(VI)液、硝酸銀液等と併用する場合には、変色又は沈殿を生じ、薬効が減じるので注意すること。

副作用

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    • 蕁麻疹、そう痒、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  • 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症 過敏症状

薬価

歯科用ホルムクレゾール「村上」

評価サマリー

評価コメントはまだありません

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"2650"} false