クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者[8.参照]
脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)には使用しないこと[聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。]
腟、膀胱、口腔等の粘膜面には使用しないこと[クロルヘキシジン製剤の左記部位への使用により、ショック、アナフィラキシーの症状の発現が報告されている。][14.2.2参照]
損傷皮膚及び粘膜には使用しないこと[刺激作用を有する。]
眼には使用しないこと[角膜障害等の眼障害を来すおそれがある。][14.2.3参照]
手指・皮膚の消毒
手指・皮膚の消毒には、洗浄後、1日数回適量を塗布する。
ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。[2.1、9.1.1、11.1.1参照]
9.1 合併症・既往歴等のある患者
[8.参照]
14.1 薬剤使用前の注意
血清・膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は十分に洗い落としてから使用すること。
石鹸類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石鹸分を洗い落としてから使用すること。
14.2 薬剤使用時の注意
開封後は速やかに使用すること。
産婦人科用(腟・外陰部の消毒等)、泌尿器科用(膀胱・外性器の消毒等)には使用しないこと。[2.3参照]
眼に入らないように注意すること。眼に入った場合は直ちによく水洗すること。[2.5参照]
エタノール蒸気に大量に又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがあるので、広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意すること。
同一部位に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意すること。
引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気(電気メス使用等も含む)には十分注意すること。
電気メス等を使用する場合には本剤を乾燥させ、アルコール蒸気の拡散を確認してから使用すること。電気メスによる発火事故が報告されている。
14.3 薬剤使用後の注意
本剤の付着した白布を次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系漂白剤で漂白すると、褐色のシミができることがある。漂白には過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤が適当である。
15.1 臨床使用に基づく情報
クロルヘキシジングルコン酸塩製剤の使用によりショック症状を起こした患者のうち数例について、血清中にクロルヘキシジンに特異的なIgE抗体が検出されたとの報告がある。
火気を避けて保存すること。
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)
血圧低下、じん麻疹、呼吸困難等があらわれた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。[8.参照]
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹、じん麻疹 | |
皮膚 | 刺激症状 |
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