損傷皮膚及び粘膜[損傷皮膚及び粘膜への使用により、刺激作用を有する。]
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医療機器の消毒
本剤を精製水でうすめて、エタノールとして76.9〜81.4vol%とし、これを消毒部位に塗布する。
眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合は直ちによく水洗すること。
広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意すること。[エタノール蒸気に大量に又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがある。]
投与経路
外用にのみ使用すること。
使用時
同一部位(皮膚面)に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意すること。
本剤は血清、膿汁等の蛋白質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用すること。
金属器具を長時間浸清する場合には、腐食を防止するために0.2〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加すること。
合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には、変質するものがあるので、このような器具は長時間浸清しないこと。
本剤は引火性、爆発性があるため、火気(電気メス使用等も含む)には十分に注意すること。また、電気メスによる発火事故が報告されているので、電気メス等を使用する場合には本剤を乾燥させ、アルコール蒸気の拡散を確認してから使用すること。
承認外の経皮的エタノール注入療法(PEIT)使用例で、注入時の疼痛、酩酊感、発熱、本剤の局所外流出による重篤な胆道・腹腔内等での出血、肝梗塞、肝不全等が報告されている。
安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
頻度不明 | |
過敏症 注) | 発疹等 |
皮膚 注) | 刺激症状 |
注)このような症状があらわれた場合には、使用を中止すること。
無水エタノール「NP」 1.78円/mL
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