炭酸マグネシウム

制酸剤・下剤

0(0件) 薬の評価を見る
リスト同薬効薬剤
一般名 炭酸マグネシウム
製造/販売 山善製薬
剤形/規格
  • 炭酸マグネシウム

薬剤の評価コメントをご覧いただくにはログインが必要です。

はじめてご利用の方は、新規会員登録
すでにm3.comをご利用の方はログインしてご利用ください

効能・効果

  • 下記疾患における制酸作用と症状の改善

    • 胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)

  • 便秘症

用法・容量

  • 制酸剤として使用する場合

    炭酸マグネシウムとして、通常成人1日2gを数回に分割経口投与する。

  • 緩下剤として使用する場合

    炭酸マグネシウムとして、通常成人1日3〜8gを頓用又は数回に分割経口投与する。

  • なお、年令・症状により適宜増減する。

注意事項

慎重投与

  • 腎障害のある患者〔マグネシウムの排泄が阻害され蓄積をおこしやすい。〕

  • 心機能障害、肺機能障害のある患者〔血清マグネシウム値の上昇により、心機能及び肺機能の抑制をおこすおそれがある。〕

  • 下痢のある患者〔緩下作用により症状を悪化させるおそれがある。〕

  • 高マグネシウム血症の患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕

取扱上の注意

  • 〈配合変化〉

    ダイオウ末と配合すると変色するが、薬効に変化はない。

相互作用

併用注意

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
テトラサイクリン系抗生物質テトラサイクリンミノサイクリン等 ニューキノロン系抗菌剤 シプロフロキサシントスフロキサシン等 エチドロン酸二ナトリウム これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
セフジニル これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 機序不明
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
他の併用薬剤 併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。 炭酸マグネシウムの吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による。
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
大量の牛乳カルシウム製剤 milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止する。 機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者。

副作用

副作用発現状況の概要

  • 本剤は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

頻度不明
代謝異常 高マグネシウム血症注)
消化器 下痢等
  • 注)長期大量投与により発現することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

薬価

炭酸マグネシウム 1.15円/g

評価サマリー

評価コメントはまだありません

はじめてご利用の方

m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療
専門サイトです。会員登録は無料です。

新規会員登録

m3.comにご登録済の方

ログイン

{"controller":"medicines","action":"show","id":"1078"} false