ナトリウム摂取制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、
等)[ナトリウムの貯留増加により症状が悪化するおそれがある。]
下記疾患における制酸作用と症状の改善
胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
アシドーシスの改善
尿酸排泄の促進と痛風発作の予防
上気道炎の補助療法(粘液溶解)
炭酸水素ナトリウムとして、通常成人1日3〜5gを数回に分割経口投与する。
含嗽・吸入には1回量1〜2%液100mLを1日数回用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
重篤な消化性潰瘍のある患者[胃酸の二次的分泌(リバウンド現象)により症状が悪化するおそれがある。]
腎障害のある患者[ナトリウムの貯留により症状が悪化するおそれがある。]
心機能障害のある患者[ナトリウムの貯留により症状が悪化するおそれがある。]
肺機能障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
低クロル性アルカローシス等の電解質失調のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、重曹「ヒシヤマ」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ヘキサミン (ヘキサミン注) | 本剤はヘキサミンの効果を減弱させることがある。 | ヘキサミンは酸性尿中でホルムアルデヒドとなり抗菌作用を発揮するが、本剤は尿のpHを上昇させヘキサミンの効果を減弱させる。 |
本剤は制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄にも影響を与えることがある。
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
大量の牛乳 カルシウム製剤 | milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者 |
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
頻度不明 | |
代謝異常 注) | アルカローシス、ナトリウム蓄積による浮腫 |
消化器 | 胃部膨満、胃酸の二次的分泌(リバウンド現象) |
注)これらの症状があらわれた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重曹「ヒシヤマ」 0.74円/g
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