本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 消化管障害のある患者
本剤投与後観察を十分に行うこと。消化管運動の低下があらわれることがある。
9.1.2 心臓、循環器系機能障害のある患者
<バッグ>(生理食塩液に関する注意)
循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
<バッグ>(生理食塩液に関する注意)
水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下している。
14.1 薬剤投与時の注意
<製剤共通>
本剤は、30秒以上かけて緩徐に投与すること。
<バッグ>
注射針はゴム栓の○印にまっすぐ刺すこと。斜めに刺すと注射針が容器頸部を貫通し、液漏れの原因となることがある。
容器の液目盛りはおよその目安として使用すること。
原則として連結管を用いたタンデム方式による投与はできない。
<バイアル>
紙箱から取り出して長期間保存した場合は、光によりわずかに分解することがあるため、紙箱から取り出した後は速やかに使用するか又は遮光を考慮すること。
<バッグ>
製品の品質を保持するため、本剤を包んでいる外袋は使用時まで開封しないこと。
外袋から取り出して長期間保存した場合は、光によりわずかに分解することがあるため、外袋から取り出した後は速やかに使用すること。
次の場合には使用しないこと。
外袋が破損している時や内側に液滴が認められる時
内容液が着色又は混濁している時
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(そう痒感、発赤、胸部苦悶感、呼吸困難、血圧低下等)があらわれることがある。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
10%以上 | 1〜10%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | 頭痛 | めまい | 不安、多幸感、傾眠、不眠症、過眠症、末梢感覚性ニューロパシー、異常感覚 | |
代謝 | 糖尿 | 食欲不振、食欲減退、高血糖、高カリウム血症、低カリウム血症、電解質変動、低カルシウム血症 | ||
心臓・循環器 | QT延長 | 低血圧 | 上室性期外収縮、頻脈、徐脈、心筋虚血、洞性頻脈、洞性不整脈、静脈退色、静脈拡張、高血圧 | |
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腎臓・泌尿器 | 尿閉 | |||
肝臓 | 高ビリルビン血症 | 肝機能検査値異常 | ||
皮膚 | 発疹 | アレルギー性皮膚炎 | ||
呼吸器 | しゃっくり | |||
耳 | 耳鳴 | 乗り物酔い | ||
眼 | 眼刺激、弱視 | |||
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その他 | 血管痛 | 倦怠感、潮紅、静脈炎 | 注射部位反応(疼痛、紅斑)、発熱、熱感、悪寒、関節痛、インフルエンザ様症状、無力症、疲労 |
アロキシ静注0.75mg 8289円/瓶
アロキシ点滴静注バッグ0.75mg 7680円/袋
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